NFTへの関心、上昇──暗号資産への関心は低下

NFTへの関心、上昇──暗号資産への関心は低下

ノンファンジブル・トークン(NFT)に対する個人投資家の関心は、暗号資産市場から切り離されたようだ。とはいえ、情報の検索は行動に必ずしも結びついているわけではない。

ノンファンジブル・トークン(非代替性トークン、NFT):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークン。アニメやゲーム、アートなどのコンテンツの固有性や保有を証明することができ、NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

「Google トレンド」は、一般的な関心の盛り上がりを測るためのツールとして広く使われている。現在、「NFT」の検索は過去5年間で見ると、数値が最高の「100」となっており、世界中の多くの人がNFTの情報を求めていることを示している。

Google トレンドでの「NFT」の推移(出典:Google トレンド)

一方、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の数値は、この数週間で下落し、数値は「50」を下回って推移している。同様のパターンは、個人投資家の注目を集めているドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)にも言える。

Google トレンドでの「bitcoin」の推移(出典:Google トレンド)

取引高、ユーザー数はピークから低下

しかしNFTへの関心は、おそらく過去数週間に発表されたいくつかの注目プロジェクトのために高い数値となっているが、大手マーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」の1日あたりの取引高やユーザー数などは8月からかなり低下している。

「11月と12月、最も人気のNFTプラットフォームとされるオープンシーの1日あたりの取引高は平均すると6700万ドル、過去最高となった8月は3億300万ドルだった」とFRNT Financialは20日発行したニュースレターで述べた。

「『Non-Fungible Token』のグーグル検索は中国が最も多く、シンガポール、ベネズエラ、香港、フィリピンが続いている」(FRNT Financial)

NFTへの関心は、この数週間に発表された新しいプロジェクトによって高くなった可能性があるとFRNT Financialは指摘した。

先週、メラニア・トランプ前大統領夫人はソラナブロックチェーン上でNFTプラットフォームを立ち上げると発表。17日にはスポーツウェア大手アディダスはNFTで2350万ドル(約27億円)を売り上げたと発表した。

さらに20日には、バスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダンとその息子がアスリートに特化したNFTプログラムを2022年に立ち上げると発表した。

市場全体の厳しいムードが続けば、Google トレンドのNFTの数値は低下するかもしれない。ビットコイン、ソラナなどは、大きな価格上昇時に、Google トレンドは「100」となっていた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Bored Ape Yacht Club, modified by CoinDesk
|原文:NFTs Are More Popular Than Ever Despite Sour Mood in Wider Crypto Market

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