マイニング能力は7倍に──過去最大の大量購入を進めるマイニング会社

マラソン・デジタル(Marathon Digital)は12月23日、マイニング機器大手ビットメイン(Bitmain)から過去最大数のアントマイナーS19 XPを購入すると発表した。具体的な数量は明らかにしていない。

同社は2023年はじめまでに19万9000台を稼働させる計画で、ハッシュレート(演算能力)は23.3エクサハッシュ/秒(EH/s)にのぼるという。現状のハッシュレートから約7倍になる。

12月1日現在、同社が稼働させているマイニング機器は3万1000台で、ハッシュレートは3.2EX/s。秋には、2022年半ばまでに13万3000台(13.3EH/s)を稼働させるとしており、その計画を修正した。

「当社のバランスシートの強さと、インフラではなくマイニング機器に投資する柔軟な資本モデルから、我々はビットメインに大量のS19 XPを一度に発注できるユニークなポジションにあった」と同社CEOのフレッド・ティール(Fred Thiel)氏声明で述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Marathon Digital to Expand Hashrate by 600% With Record Purchase of Bitcoin Miners