暗号資産の時価総額、再び2兆ドルを突破──2021年8月以来

4万5000ドルに迫るビットコインを筆頭に暗号資産(仮想通貨)市場は広く上昇し、CoinGeckoによると暗号資産全体の時価総額は2021年8月以来、再び2兆ドル(約230兆円)を超えた。

この1週間でビットコインは約14%、イーサリアムは約12%上昇、ロシアでの資本規制が急速な上昇の要因と見られている。

「需要に基づかない資本規制は、価格に影響を与えるものではない。資本規制は、需要がどこにあるかによって価格がどちらかに逸脱することを意味する」とトレーダーでアナリストのアレックス・クルーガー(Alex Kruger)氏は以前、語っている。

テラ(LUNA)は先週、約70%の大幅な上昇を見せ、現在は約94ドル付近となっている。レイヤー1トークンも好調に推移し、ソラナ(SOL)は約18%、アバランチ(AVAX)は約16%、ポルカドット(DOT)は約13%上昇した。

最近の価格上昇でビットコインの時価総額は約8350億ドルに上昇、急速に下落しているロシアの通貨ルーブルの時価総額、約6260億ドルを超えた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinGecko
|原文:Crypto Market Cap Pushes Past $2T as Major Cryptos Surge