ゲームのドリコム、Web3事業に参入──ゲーミファイでThirdverseと提携

スマートフォンゲームを開発するドリコムが、Web3事業に参入する。ゲーミファイ(GameFi)領域でThirdverseグループと提携して、ブロックチェーンゲームの開発を進める。

Web3:Web3.0とも呼ばれ、ブロックチェーンなどのピアツーピア技術に基づく新しいインターネット構想で、Web2.0におけるデータの独占や改ざんの問題を解決する可能性があるとして注目されている。
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GameFi:ゲーム(Game)と金融(Finance)を掛け合わせた用語。ゲームをプレイすることでトークンや金銭などを獲得できることが特徴。

ドリコムが商標権を保有するゲーム「Wizardry」を、海外向けのブロックチェーンゲームとして再開発し、早ければ2022年冬にもリリースする計画だ。Thirdverseがパブリッシャーを務め、ドリコムが受託開発する。

ドリコムは2017年にブロックチェーンの研究開発を始め、2021年後半からWeb3市場におけるGameFiやNFTのプロジェクトが増えてきたことを受け、同市場への参入を決めた。

gumiの創業者としても知られる國光宏尚氏がCEOを務めるThirdverseは、バンダイナムコ研究所やセガなどのゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」プロジェクトにも参画している。

ドリコムは、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」や「魔界戦記ディスガイアRPG」の開発協力を行っている。大株主として、バンダイナムコエンターテインメントが入っている。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:ドリコムの発表文より

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