ビットコインは2万ドルを回復、野村證券が景気後退を警告

ビットコイン(BTC)は7月4日、ほぼ横ばいで推移した週末を経て、ヨーロッパの取引時間に1万9000ドル超まで回復した(日本時間7月5日8時45分頃には、2万ドルを超えている)。

イーサリアム(ETH)は24時間で5%上昇し、1100ドルを超えた。ソラナ(SOL)とカルダノ(ADA)はそれぞれ約4%、エックスアールピー(XRP)とバイナンスコイン(BNB)は3.5%以上上昇した。CoinGeckoによると、暗号資産全体の時価総額は約2.3%増加している。

時価総額の小さな暗号資産では、アバランチ(AVAX)とトロン(TRX)が8%以上、他の暗号資産も2%〜5%上昇した。ソーチェーン(Thorchain/RUNE)は15%も上昇し、先月のメインネット立ち上げ以降、上昇を続けている。

株式市場は成長ペースの鈍化が懸念されるなか、長期的な回復の可能性が低下している。

今後12カ月以内にリセッションに入る

野村證券は4日、主要経済国は各国政府の引き締め政策とインフレにより「今後12カ月以内」にリセッション(景気後退)に入る可能性があると述べた。

「世界経済の成長鈍化は同期化の兆候が強まっており、各国はもはや輸出の回復に頼ることはできないことも、我々が景気後退を予測することにつながった」と野村證券のアナリストは記している。

アナリストは、ヨーロッパ、イギリス、日本、韓国、オーストラリア、アメリカ、カナダが景気後退に陥ると予想している。アメリカは5四半期程度の「軽度だが長い」景気後退となる可能性があり、ヨーロッパはロシアのウクライナ侵攻のため、大きな打撃を受ける可能性があるという。

先週、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレ抑制のために利上げを行う姿勢を改めて示している。パウエル議長は金利上昇によってアメリカ経済が景気後退に陥る可能性よりも、インフレがもたらす問題を懸念していると述べた。

FRBの見通しと株式市場の下落は、マーケットからのシステミック・リスクとともに暗号資産価格に重くのしかかっている。ビットコインは年初から57%下落、S&P500は20%近く下落している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Recovers to Over $19K; Nomura Warns of US, UK Recession