米ロビンフッドCEO、FTXによる買収を否定

投資アプリを手がける米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)のブラッド・テネフ(Vlad Tenev)CEOは8月3日、同社が大手暗号資産取引所FTXの買収ターゲットになるのではないかとの憶測を否定した。2021年の上場以来、同社の株価は約4分の1まで下落している。

FTXの創業者でビリオネアのサム・バンクマン-フリード氏は5月、ロビンフッドの株式の7.6%を取得。ブルームバーグは6月、FTXは同社の買収の可能性を探っていると伝えた。FTXは株式取引を強化しようとしている。

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テネフCEOは3日に行われた四半期決算報告で、買収の可能性について質問された。

「私は独立した会社としてロビンフッドを愛している」とテネフCEOは述べ、ロビンフッドには買収に使用できる現金が約60億ドル(約8050億円)あり、現在の環境は買収の機会と考えていると指摘した。ロビンフッドは4月、イギリスの暗号資産プラットフォーム「Ziglu」の買収を発表した。

決算報告の前日、ロビンフッドは月間アクティブユーザー数が減少を続けるなか、合理化のために約23%のスタッフを解雇すると発表している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Unsplash
|原文:Robinhood CEO Shuts Down FTX M&A Chatter, Says He Has Money to Do His Own Deals