ジャスティン・サン氏、トロン主催のパーティーに参加──バフェット氏とのランチは病欠

仮想通貨トロン(TRX)のCEO、ジャスティン・サン(Justin Sun)は、著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffet)氏と2019年7月25日(現地時間)にランチをする予定だったものの、同氏は、腎臓結石のため、大々的に宣伝されていたこのランチに参加できないと述べた。しかし、25日の夜にサンフランシスコで開かれた、トロン主催のパーティーでインフルエンサーと短時間交流することは可能だったようだ。

パーティーに参加する前日、サン氏は、バフェット氏とのランチを「過剰宣伝」したことを世間、メディア、規制当局に対して謝罪する文章を発表している。サン氏は言及している規制当局を特定することはなかったが、謝罪の声明は今のところ、簡体字中国語のみで投稿されている。

「病気のため、今後は多少の休養を取ります」と、サン氏は中国ソーシャルメディア微博(ウェイボー)への投稿の中で記した。「宣伝行為に費やしてきた全ての努力を、ブロックチェーン技術の開発に戻す必要があります」

メインイベントであるバフェット氏とのランチは延期されたにも関わらず、ランチ後のアフターパーティーは予定通りに進められた。サン氏はバフェット氏のランチする権利をチャリティーオークションにて460万ドル(約4億9000万円)で落札した。

トロンが、2004年創業のファイル共有プラットフォーム、ビットトレント(BitTorrent)を買収してから1周年を祝う「トロン・インフルエンサー・デイ(Tron Influencer Day)」のために、10人のユーチューバーがサンフランシスコに招待された。

一方、ビットトレントの創業者で、仮想通貨スタートアップ、チア(Chia)のCEOを務めるブラム・コーエン(Bram Cohen)氏は、大いに不満を抱えているようだった。同氏は、「ジャスティン・サン氏が経済的に困っているか誰か知っていますか?サン氏は、ビットトレントへの最後の支払いをエスクロー口座から解放してくれていません」と、7月25日午後、ツイートした。サン氏は、ブロックチェーン普及を目指すメディア、ディクリプト(Decrypt)の取材に対して「私はその件に関しては、無関係です」と述べ、この非難を全面的に否定した。

サン氏のパーティー参加は、同氏の1週間にわたる騒動を奇妙な形で締めくくることとなった。7月23日、中国メディアは、サン氏が出国制限下に置かれており、中国からの出国を禁止されていると報じた。しかし、サン氏が同日にサンフランシスコの高層ビルから自身の動画を配信したことで、その報道は否定された。

延期されたランチの新しい日程はまだ発表されていない。

翻訳:山口晶子
編集:町田優太
写真:Tron CEO Justin Sun speaks at Consensus 2019 (photo via CoinDesk archives)
原文:Too Sick for Buffett Lunch, Justin Sun Attends Tron Influencer Party in SF