フォビ、ジャスティン・サン氏がリーダーと認める──インサイダー取引懸念にも対処

フォビ、ジャスティン・サン氏がリーダーと認める──インサイダー取引懸念にも対処

シンガポールに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所フォビ(Huobi)は1月19日、トロン(Tron)創設者兼CEOで、ビリオネアとして知られるジャスティン・サン(Justin Sun)が、グローバル・アドバイザリーボードのメンバーであるだけでなく、同社を率いていることを認めた。

「ジャスティン・サンのリーダーシップの下で、フォビは再生への道を歩み始めたと言える」と同社はリリースで記した。

サン氏は、香港の投資会社About Capital Managementがフォビの過半数を占める株主となった直後の10月、グローバル・アドバイザリーボードのメンバーとなった。だが、サン氏が同社を経営していることはこれまで確認されていなかった。

当時、業界ではサン氏がAbout Capitalの背後にいるのではないかと噂されていたが、同氏の代理人はCoinDeskの取材に対して、サン氏は同社のオーナーではないと答えていた。

サン氏自身は、数千万のフォビトークン(HT)を所有していることを認めている。フォビは1月に約1600人のレイオフを行った際の対応など、いくつかの面で批判を浴びた。

ラット・トレーディング

フォビはまた、いわゆる「ラット・トレーディング(インサイダー取引の一種)」の懸念にも対処した。

「異常な行動を理由に凍結された複数のアカウントは、通常時に取引がないことが特徴となっていた。だが、これらのアカウントはフォビの新しいトークンやエコロジートークンを頻繁に取引し、一方で資産を素早く出し入れしていた。調査の結果、これらのアカウントは何度も異常なレベルの利益を上げ、その利益はすぐに引き出されている。これらは明らかにラット・トレーディングの特徴だ」(リリースより)

フォビは「ラット・トレーディングに対してゼロ・トレランス(容赦しない)」と述べた。

「新しい経営陣のもと、フォビは引き続き綿密な監査を行い、責任者を追及し、適切な時期に情報を公開する。ラット・トレーディングに対する厳しい、一貫した措置は、従業員とユーザーの利益を守るというフォビのコミットメントを示すものだ」とリリースには記されている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ジャスティン・サン氏(CoinDesk)
|原文:Huobi, Confirming Justin Sun as Leader, Takes Aim at ‘Rat Trading’
※編集部より:本文を一部修正して更新しました。

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