バイナンス、ZKロールアップを採用──BNBブロックチェーン強化

暗号資産取引所バイナンス(Binance)は、自社のBNBブロックチェーンの取引時間の高速化と手数料の削減を目指して、ゼロ知識照明(ZK)ロールアップを採用する。

同社が9月7日発表した声明によると、来年に予定されているアップグレードにより、BNBブロックチェーンは1秒あたり5000〜1万件のトランザクションを処理できるようになる。これは、ユーザー基盤と取引数で見ると最大級のスマートコントラクトチェーンである現行チェーンを大幅に上回り、イーサリアムブロックチェーンさえも超えることになる。

ZKロールアップは、トランザクションを別のチェーン(レイヤー2ブロックチェーン)で、より速く、より安価に処理し、その結果のみを元のチェーン(レイヤー1ブロックチェーン)に戻すロールアップ技術の1つ。複雑な技術であり、実環境への導入は、最近まで数年先と考えられていた。

バイナンスがZKロールアップを採用するという事実は、この分野のさらなる進歩が近い将来見られる可能性を示している。ZKロールアップは、イーサリアムエコシステムで開発が進んでいる。

バイナンスのソリューションアーキテクト、アルノー・バウアー(Arnaud Bauer)氏は、アップグレードはDapp(分散型アプリケーション)のトランザクションのセキュリティを高め、チェーン間の相互運用性を強化し、Dappはユーザー基盤を拡大できるようになると述べた。

ロールアップの種類は他にもあるが、ZKロールアップが人気を集めている。ZKロールアップは、元のレイヤー1ブロックチェーンに返すデータが改ざんされていないことを保証するために、高度な暗号技術を使用しているためだ。

高速で安価な取引を実現するロールアップは、ブロックチェーンの普及に大きく貢献すると考えられている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Unsplash
|原文:Binance Seeks to Rev Up Its BNB Blockchain With Tech That Got Traction on Ethereum