【US市場】ビットコインは横ばい、ユニスワップが上昇

ビットコイン(BTCは11月1日、S&P500が下落しても、0.3%上昇とほぼ横ばいで推移した。

暗号資産トレーダーは、2日14時(米東部時間)に予定されているFOMC(米連邦公開市場委員会)の発表を見据えている。

「個人的には、今がボトムと100%叫ぶ準備はまだできていない。第4四半期に3%〜4%のになるFF金利に対して経済がどのように反応するかを正確に捉えたい」とTrade the Chainのリサーチディレクター、ニック・マンチーニ(Nick Mancini氏)はCoinDesk TVで語った。

議論すべきことが1つある。いつ、FRB(米連邦準備制度理事会)は緩和政策に転じるかについて憶測が広がるなか、ローレンス・サマーズ元米財務長官をはじめとする一部のエコノミストは、政策転換は他のグローバル通貨に対する米ドル安につながる可能性があると警告している。その結果、輸入品価格が上昇し、インフレ抑制というFRBの大きな目標が頓挫する可能性がある。

CoinDesk Market Index(CMI)は0.1%上昇。10月に価格が2倍になったドージコイン(DOGE)は、0.5%下落した。

最新価格

●CoinDesk Market Index(CMI):1,026.83、+0.5%
●ビットコイン:20,440ドル、+0.3%
●イーサリアム:1,576ドル、+0.7%

● S&P500:3,856.10、-0.4%
●ゴールド:1,651ドル、+0.9%
●米国10年債利回り:4.05%、±0.0

テクニカル分析

M2の推移(出典:FRED Database)

金融政策のハト派的転換を期待する暗号資産関係者は、マネーサプライ(M2)の伸び率が1年前より低下していることを楽観的に捉えることができるだろう。

2020年のマネーサプライの放物線的な増加は、現在のインフレ環境の背景となっている。通貨供給量の伸びの減少は、最近のFRBの取り組みが効果を発揮している証拠といえる。

アルトコイン

イーロン・マスク氏のツイートで、柴犬をテーマにした多くのコインが誕生:ツイッターロゴのTシャツを着た柴犬の写真をマスク氏がツイートしたことで、1日、柴犬をテーマにした新しいコインがBNB Chainとイーサリアムブロックチェーンで数多く登場した。そうした70近いコインの価格は、オンチェーンデータを見ると、発行後に90%超下落している。

●FOMCを控え、ユニスワップ(UNI)がビットコインを上回る:Uniswap(ユニスワップ)はイーサリアムブロックチェーンを代表するDEX(分散型取引所)。そのネイティブ暗号資産ユニスワップ(UNI)は24時間で5.1%上昇、1週間で10%超上昇している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Uniswap, Federal Reserve in Focus as Dogecoin Rests