暗号資産取引所ビットマート、カストディアンと提携──機関投資家向けに資産保護を強化

暗号資産取引所ビットマート、カストディアンと提携──機関投資家向けに資産保護を強化

暗号資産(仮想通貨)取引所のビットマート(BitMart)は、カストディアンのコッパー(Copper)と提携することで、機関投資家の顧客に取引所外決済を提供する予定だと1月18日の声明で述べた。

ビットマートは、契約と技術統合を完了した後、コッパーのクリアループ・ネットワーク(ClearLoop Network)に参加する。

これによって、機関投資家はデジタル資産をコッパーの管理下に置きつつ、ビットマートで取引できるようになる。

コッパーのクリアループ・ネットワークは、複数の取引所を1つの安全な取引ループに接続し、リアルタイム決済を行うものだ。

FTXの崩壊により、規制されたカストディアンの利用が重視されるようになり、カストディの収益の機会は2033年までに80億ドル(約1兆300億円)に達する可能性があると、投資会社のバーンスタイン(Bernstein)は1月17日の調査レポートで述べている。

ビットマートの機関投資家担当バイスプレジデント、ビクター・ウェイ(Victor Wei)氏は「機関投資家は、暗号資産投資において何よりも資産の保護を重視し、取引を最適化する方法を模索している。クリアループはこれらの要求を満たし、エコシステムの成熟に貢献している」と述べた。

ロンドンを拠点とするコッパーは、11月にイギリスの保険大手エーオン (Aon) と5億ドル(約642億5000万円)の保険契約を締結し、コールドストレージに保管している5億ドル相当のデジタル資産を保護している。これは業界で最大級の契約内容だ。

ビットマートは2021年12月にハッキングの被害を受け、1億9600万ドル(当時のレートで約220億円)相当の暗号資産を盗まれた。ビットマートのCEOは当時、影響を受けたユーザーに自己資金から補償すると述べていた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto Exchange BitMart to Join Custodian Copper’s ClearLoop Network

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