ポルシェ、NFT発行を停止──価格設定などに批判

ポルシェ、NFT発行を停止──価格設定などに批判

ポルシェ(Porsche)は、コミュニティからの否定的なフィードバックを理由に、同社初のNFTコレクションのミント(発行)を停止する。同社が1月24日、ツイッターで発表した。

「我々は、特別なコミュニティに向けて最高のエクスペリエンスを作りあげていくために供給を削減し、ミントを停止する予定」とプロジェクトの公式アカウントは記し、詳細は後ほど明らかにすると続けた。

ミントは1月23日に開始され、同社を象徴するスポーツカー「ポルシェ911」のNFTは価格が0.911イーサリアム(ETH)、約1490ドル(約19万円)となっていた。

だがその後、ツイッターではこのコレクションに対する批判が高まり、クリエーターやコレクターは、今のNFT市場の状況を考慮せずにWeb3戦略を推し進める同社のスタンスについての意見を述べた。

Web2企業がWeb3に参入しようとしている?

いかにしてポルシェのようなNFT発行を避けるか
→価格+供給サイズを適切に
→自社のWeb2ファンをWeb3に引き込む:Web3にハマっている人をブランドに集めようとしない
→実際のコミュニティ構築に2カ月以上かける
→コミュニケーションする

用意された7500個のNFTのうち、当記事執筆時点で実際にミントされたNFTはわずか1818個。オープンシー(OpenSea)などのセカンダリーマーケットプレイス(二次市場)では、ミント価格よりも低い価格で取引されている。つまり、オリジナルを購入するよりも、転売されたNFTを購入した方が安い状況になっている。

だが24日午後もまだミントは可能だったようで、批判に拍車をかけることになった。

@eth_porscheをめぐる一連のクレージーなイベント

– 供給削減とミント停止をツイート
– フロア価格が0.3ETH上昇
– ミントがまだ続いていることに皆が気づく
– 皆がNFTをミントし、すぐに売却
– フロア価格がミント価格に戻る

勝者?

– ポルシェは1時間以内に、約160のNFTを販売
– 抜け目ないトレーダー

米CoinDeskは同社にコメントを求めているが、まだ返答はない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ポルシェ911(出典:Porsche)
|原文:Porsche Hits Brakes on NFT Mint After Backlash

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