8億円強のスーパーボウルCM後、価格が上昇したNFTとは

日曜夜のNFLスーパーボウルでは昨年とは一変して、暗号資産(仮想通貨)のTVCMは流れなかった。だが、あるNFTコレクションは高価なCM枠を購入してCMを放映。流通市場で価格が高騰した。

Web3ゲーム会社Limit BreakのNFTプロジェクト「DigiDagaku」は、ゲーム中に「Dragon Eggs」コレクションの無料発行をアピールするCMを放映した。QRコードをスキャンすることで、視聴者はNFTを無料で発行できた。

CM放映後、同NFTは流通市場で価値が上昇。オープンシー(OpenSea)のデータを見ると、1万個のNFTで構成されるコレクションのフロアプライス(最低入札価格)は0.31イーサリアム(ETH)、約460ドル(約5万9800円、1ドル=130円換算)。取引高は1133ETH、約170万ドル(2億2100万円)となっている。

11月、Limit Breakはスーパーボウルの30秒CM枠を650万ドル(約8億4500万円)で購入したと発表していた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:DigiDaigaku NFTs’ Price Rises After $6.5M Super Bowl Ad