2023年、暗号資産価格が乖離する1年に:バンカメ

暗号資産(仮想通貨)市場は、時価総額が約1兆1000億ドルと年初から42%増加し、予想よりもはるかに良いスタートを切っているとバンク・オブ・アメリカは2月24日にレポートで述べた。

「2023年は暗号資産価格が乖離する1年になると考えている」(レポート)

同行は、アプリケーション開発が可能なスマートコントラクトに対応したブロックチェーンの暗号資産を成長株と同じリスクにさらされるグロース資産と見ている。こうした暗号資産と小規模なリキッドトークンが年初からの上昇を牽引してきたと指摘した。

とはいえ、同行ストラテジストは、好調な経済データが景気後退の時期を遅らせ、また「リフレーションと追加利上げの可能性を示している」として慎重な姿勢を崩していない。

「1月のリスク資産の上昇は、部分的にはショートカバーと平均への回帰によって牽引されたことを考えると、長期的な金利上昇の可能性が高い環境はグロース資産、したがってデジタル資産への圧力となるかもしれない」とレポートは述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Taylor Simpson/Unsplash
|原文:2023 Will Be Year of Crypto Token Price Divergence: Bank of America