英FCA、違法な暗号資産ATMをロンドンでも摘発へ

イギリスの金融行動監視機構(FCA:Financial Conduct Authority)は、暗号資産ATMに対する強制措置を拡大し、ウェストヨークシャー警察と協力して北部の都市リーズで暗号資産ATM運営者に対処した後、調査対象を東ロンドンに移した。

FCAは、メトロポリタン警察と協力し、「違法に運営されている暗号資産ATMをホストしている疑いのある東ロンドンのいくつかの場所」を検査していると3月8日に述べた。

イギリスで暗号資産サービスを提供するすべての企業は、マネーロンダリング防止とテロ資金対策のためにFCAに登録する必要がある。FCAは以前、登録されている暗号資産ビジネスのうち、ATMサービスを提供する権限を持つものはないと述べている。つまり、イギリス国内で営業している暗号資産ATMは、すべて違法だということになる。

違法なATMの数や場所についての詳細は提供されていない。FCAは、米CoinDeskがさらなるコメントを求めたのに対し、すぐには返答しなかった。

Coin ATM Radarのデータによると、イギリス全土でビットコイン(BTC)ATMは18台ある。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:UK Financial Regulator Expands Enforcement Against Crypto ATMs to East London