暗号資産関連銘柄も上昇──ビットコインは10カ月ぶりの高値

ビットコイン(BTC)が10日、4%以上上昇し、2022年6月10日以来となる2万9200ドル超えとなったことで、マラソン・デジタル(Marathon Digital)、コインベース(Coinbase)、マイクロストラテジー(MicroStrategy)などの暗号資産関連銘柄が大きく上昇した。

さらにマラソン・デジタルの12%上昇と並んで、同じビットコインマイニング企業のライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)、ハット8・マイニング(Hut 8 Mining)はそれぞれ13%、10%上昇した。

暗号資産取引大手のコインベースは5.5%上昇、14万BTCを保有するマイクロストラテジーは6%以上上昇した。

上昇前の約10日間、ビットコインは2万8000ドル台の狭いレンジで推移していた。月曜日の大幅上昇には、明らかな要因は見られない。

12日には3月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。これは5月初旬に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の会合に先立つ、重要な経済データの1つ。市場関係者の多くは、米連邦準備制度理事会(FRB)は5月のFOMCで1年以上続いた利上げを終了させるかもしれないと予測している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto-Related Stocks Surge as Bitcoin Price Hits Highest Point Since June 2022