ビットコインのドミナンス、「シャンハイ」後のイーサリアム上昇で21カ月ぶりの高水準から低下

協定世界時(UTC)4月12日遅くに「シャンハイ」アップグレードが成功したことを受けて、TradingViewのデータによるとイーサリアム(ETH)は2000ドルを超える上昇を見せ、ビットコイン(BTC)のドミナンスをほぼ2年ぶりの高水準から低下させた。

BTCドミナンスは、12日初めに49.06%まで上昇し、その後、ETH価格が上昇したために48.12%まで低下した。TradingViewによると、BTCドミナンスが49%台になったのは2021年7月以来、約21カ月ぶりだった。

一方、ETHドミナンスは13日に19.87%に上昇し、1カ月ぶりの高水準となった。

BTCドミナンスは、暗号資産市場の時価総額に占めるBTCの時価総額の割合。BTCの相対的な強さを暗号資産市場全体と比較して評価したり、アルトコインがアウトパフォームする期間(アルトシーズンとも呼ばれる)を特定するために使われる。ETHドミナンスも同様に、暗号資産市場に対するETHの相対的な価値を示す。

ETHは12日遅くに「シャンハイ(あるいは、シャペラ)」と呼ばれた大型アップグレードに成功し、価格が上昇。相対的に、暗号資産市場におけるBTCドミナンスは低下した。日本時間4月17日7時頃には、さらに47.16%まで低下している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:TradingView
|原文:Ether’s Post-Shanghai Rally Knocks Bitcoin Dominance From 21-Month High