スタークネット、来週アップグレードを実施へ──処理スピード向上が目的

イーサリアムブロックチェーンのレイヤー2であるスタークネット(StarkNet)は、約1週間後の7月13日ごろメジャーアップグレード「クォンタム・リープ(Quantum Leap)」がメインネットに導入されると発表した。

トランザクション処理スピードを向上

クォンタム・リープは、ブロックチェーンが処理できる1秒あたりのトランザクション(取引)数を増やし、トランザクションの確認と報告に必要な時間を短縮することを目的としている。

クォンタム・リープは5日にテストネット上で稼働した。スタークネットの運営企業スタークウェア(StarkWare)のプレスリリースによると、コミュニティがガバナンス投票でコード変更を承認した場合、アップグレードは7月13日ごろにメインネットに導入される予定だという。

アップグレード後に1秒あたり何件のトランザクションを処理できるかは不明だが、スタークウェアは、少なくとも100件のトランザクションを処理できると主張している。また、開発チームは、混雑が軽減されるにつれて、スタークネットはアプリケーションを構築する上でより競争力のある代替手段になるだろうと述べた。

スタークウェアの共同創設者であるイーライ・ベン・サッソン(Eli Ben-Sasson)氏はCoinDeskに対し、クォンタム・リープは「開発者に力を与え、他のブロックチェーンでよくみられる計算の限界を超えて創造性を解き放つことがすべてだ」と述べた。

ほかのアップグレードも予定

この改善はスタークネットのロードマップの一環。ロードマップには、よりスケーラブルにすることを目的とした一連のアップグレードが含まれる。スタークネットのウェブサイトによると、取引手数料の削減とブロック間隔の短縮を目的としたほかのアップグレードが2023年第3四半期と第4四半期に予定されている。

さらに、クロスチェーンブリッジのハッキングを軽減することを目的とした技術であるストレージ・プルーフをメインネットに展開する準備も行われている。

|翻訳:CoinDeskJAPAN
|編集:林理南
|画像:Natalie Schor/StarkWare
|原文:Starknet Plans ‘Quantum Leap’ Upgrade Next Week After Testnet Version Deployed