マトリックス法によるテクニカル分析(2023/9/1)ビットコイン、まだ下値余地残すか?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は前回同様2.3。今週はETFを巡る材料に振らされた印象だが、パターンやボリンジャーなど中立を示す指標が増えてきたが、まだ一目や移動平均線は下値余地を示唆している。

パターン

6月の上昇の半値押しのサポートを割り込み下落、その7月のピークと8月の安値の半値戻しで上値を押さえられて失速。新たに370万円~410万円のレンジを形成した格好だが、方向感は出ていない。

評点:3

移動平均線

デッドクロス発生からおおよそ2週間経過、9MAが上向きかけていたが、下向きに転じ、サポートとなっていた200MAも割り込みつつある。

評点:2

一目均衡表

一旦、雲の中に入り売りサイン消えたが、結局ダマしに終わり、再び三役逆転の売りサイン点灯。

評点1

ボリンジャーバンド

エクスパンションで下向きのトレンド発生中だが、バンドがやや収縮気味にも見える。

評点:3

MACD

ゴールデンクロスはダマしに終わり、新たにデッドクロス発生寸前。

評点:2

RSI

売られ過ぎ水準から反発、その後低下するも30台をキープしている。

評点:3

評点

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet