マトリックス法によるテクニカル分析(2023/9/29)ビットコイン、弱気相場脱出か?:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は4.0。前回指摘した踏ん張りどころを乗り越えレンジの上限再トライ。上抜けに成功するかは分からないが、一目で3役好転が点灯するなど強めのサインも出始めている。

パターン分析

前回「ここは踏ん張りどころ」として「半値戻し水準でサポートされれば」レンジの上限410万円「再トライが臨める」と申し上げたが、見事にその通りの展開に。今回2回目のトライで抜けるかは分からないが、このレンジの上限は7月からの下落の半値戻しでもあり、ここを抜ければ全値戻しとまではいかずとも、7月から続く弱気相場の脱出が鮮明となる。

評点:4

移動平均線

ゴールデンクロス発生から2週間経過。勢いは薄れたが、200日移動平均線にサポートされ上放たれており、上目線継続。

評点:4

一目均衡表

先週、「月末にかけて雲の幅が狭くなるので」「正念場」を迎えると申し上げたが、僅かならがら雲を上抜けた。転換線が基準線を上回り、遅行線もローソク足を上回り、3役好転の買いサイン点灯。

評点:5

ボリンジャーバンド

バンドがスクィーズしたままで、まだ明確なトレンドは出ていない。

評点:3

MACD

ゴールデンクロス継続。一旦、デッドクロスになりかけたものの粘り切り、再びシグナルとの乖離幅が拡大、新たなゴールデンクロスが発生したのに近い格好。

評点:5

RSI

50台で方向感なし。

評点:3

評点

※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測を行うものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願いいたします。

|編集:coindesk JAPAN
|画像:Rakuten Wallet
|転載元:Rakuten Wallet