Ordinalsプロトコルのトークン、バイナンス上場で50%急騰

Bitcoin Ordinalsプロトコルに関連するトークンであるORDIの価格は、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)に「seed」タグで新興プロジェクトとして掲載され、過去24時間で50%急騰した。

バイナンスは11月7日の発表で「ORDIは比較的新しいトークンであり、通常よりもリスクが高く、価格変動が激しい可能性がある」と述べた。「トークンの取引を選択する前に、十分なリスク管理を行い、ORDIのファンダメンタルズに関して独自の調査を行い、プロジェクトを十分に理解してほしい」。

「seedタグは、他の上場トークンと比較して高いボラティリティとリスクを示す可能性のある革新的なプロジェクトを表している。seedタグはORDIに適用される」とバイナンスは付け加えた。

データによると、ORDIの価格は6日の7ドル台から11ドル台まで急騰し、取引高は24時間で約1億ドル(約150億円、1ドル=150円換算)に跳ね上がった。

Ordinalsプロトコルは、ユーザーがデジタルアートへの参照を小規模なビットコインベースのトランザクションに埋め込むことで、ビットコインにデータを埋め込むことを可能にする。このプロトコルは、BRC-20トークン規格の導入後、4月にリリースされ、ユーザーがネットワークを通じて直接譲渡可能なトークンを発行することを可能にした。その結果、数週間でビットコイン上に構築されたデジタル・アートワークやミーム・トークンのコレクションの人気が上昇した。

デューン・アナリティクス(Dune Analytics)のデータによると、4月のリリース以来、3800万件以上のインスクリプションがOrdinals上で発行され、7700万ドル(約115億5000万円)相当のビットコイン(BTC)が開発者に支払われている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Ordinals Protocol Token ORDI Rockets 50% on Binance Listing