ビットコインスポットETFは、新たな投資家層に暗号資産を開放する:コインベース

ビットコイン(BTC)のスポット上場投資信託(ETF)がアメリカで承認されれば、暗号資産(仮想通貨)市場は新たな投資家層に開放されることになるとコインベース(Coinbase)は11月13日の報告書で述べた。

これには、登録投資顧問(RIA)、退職基金、これまでこの資産クラスにアクセスできなかった機関投資家などが含まれるとコインベースは述べた。

ETFは「大規模な資産運用会社や金融機関がビットコインを購入・保有するための規制を緩和し、すべての市場参加者の流動性と価格発見を向上させるため、新たな資本が暗号資産市場にアクセスするようになる可能性が非常に大きい」とコインベースの機関投資家向けリサーチ責任者、デビッド・デュオン(David Duong)氏は書いている。

さらに「主要な規制およびコンプライアンス要件を満たす投資手段を保有することにより、新商品への扉が開かれる可能性もあり、それによって認定投資家向けの既存の暗号資産の提供が倍増し、採用が拡大する可能性がある」と報告書には記載されている。

長期的にはこれにより暗号資産の時価総額が数十億ドル増加する可能性があると報告書は述べ、ETFは「より規制された環境、より大きな包摂性、そして大幅な需要の増加」の基盤を築くと予想されると付け加えた。

コインベースは「地政学的な緊張の高まりと経済機能不全の増大を背景に、世界には安全な避難先が少なくなっているため」、ETFの話題は適切なタイミングでビットコインに注目を集めていると述べている。

報告書によると「アメリカの国債市場は動揺しており、銀行セクターは依然非常に脆弱な状態にある」ため、2024年に向けて「従来の金融システムの代替手段」としてビットコインの魅力が一層高まっているという。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Spot ETFs Will Introduce Crypto to Broader Investor Base: Coinbase