ソラナプロトコルのカミノがエアドロップへの布石──Jitoと同様のポイント制か

ソラナ(SOL)の急速に成長している分散型金融プロトコルであるカミノ・ファイナンス(Kamino Finance)は、間もなくポイントプログラムを開始すると貢献者が7日に発表した。将来的なトークンのエアドロップへの布石となる動きだ。

ポイントプログラムは、すでにソラナブロックチェーンの最近の復活の主役となっているカミノの成長をさらに促進する可能性がある。DeFiトレーダーがソラナのオンチェーン取引、借入、融資、利回り創出のプロジェクト、特にカミノに戻ってきたため、ソラナは10月中旬以来3倍以上に上昇した。

マーキーというハンドルネームでプロジェクトに貢献した人が7日にX(旧Twitter)のスペースで、「カミノはポイントプログラムを開始しようとしている」と明らかにし、これは「将来のトークンに十分つながる可能性がある」と述べた。

カミノのポイントプログラムの内容はまだ明らかにされていない。カミノプロジェクトを率いるマリウス・ジョージ・チウボタリュ(Marius George Ciubotariu)氏はコメント要請に応じなかった。

Jitoもポイントを付与

複数のソラナプロトコルが今年、利用をゲーム化し、最も忠実な顧客にポイントを与えることに取り組んでいる。多くのトレーダーは、こうしたポイントが将来のエアドロップ割り当てを決定するのに役立つと期待しているため、割り当てを最大化するよう取引やステーキング、イールドファーミングの戦略を計画している。

ソラナベースのリキッドステーキングトークンプロトコルであるJitoが7日に行ったJTOエアドロップでもそうだった。現在の配布ラウンドに割り当てられているJTOトークンの80%以上が、貯めたJitoポイントの数に応じて初期のプロトコルユーザーに割り当てられる。

カミノは、ソラナベースのさまざまなDeFi取引所に流動性を提供したい入金者のために利回りの最大化を目指すプラットフォームを運営している。レンディングプラットフォームも構築中だ。

カミノの預かり資産(Total Value Locked:TVL)は7日時点で5000万ドル近くに達し、1カ月の伸び率は257%。TVLが1000万ドルを超えるソラナベースのプロトコルの中では最大の伸び率だった。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Solana Protocol Kamino Eyes Airdrop Following Jito Token Launch