ビットコイン週足チャートでゴールデンクロス

ビットコイン(BTC)価格の50週単純移動平均線(SMA)が200週SMAを上回った。市場関係者はこれを「ゴールデンクロス」と呼び、資産価格のポジティブな変化と捉えているが、このサインがついにビットコイン(BTC)の週足価格チャートに現れた。

一部のテクニカル分析の教科書によると、逆に短期SMAが長期SMAを下回る現象を「デスクロス」と呼び、その言葉は日本で生まれたという。

多くのトレーダーは、ゴールデンクロスを長期的な強気相場の到来を示唆する先見的な指標と見ている。

ビットコインの週足チャート(TradingView)

ただし、移動平均線は過去のデータに基づいており、価格に遅れる傾向があるため、強気な解釈には疑問が残る。言い換えれば、移動平均線は過去に何が起こったかを表しており、週足チャート上のこのゴールデンクロスは、ビットコインが4カ月で4万2700ドルまで、70%以上上昇した結果だ。

熟練トレーダーはクロスオーバーを遅行指標と考えており、実際にトレンドの失速と一致することが多い。例えば、2023年初頭に確認された週足のデスクロスは弱気相場の底を示した。また、ビットコインの日足チャートのゴールデンクロスとデスクロスが示した結果は、強気トレンドと弱気トレンドの両方が混在している。

ビットコインの上昇はすでに失速しており、11のスポット上場投資信託(ETF)が1月11日にアメリカで取引を開始した直後の4万9000ドル付近の高値から10%下落している。

観測筋によれば、初期のETFへの資金流入が市場の期待に見合わなかったため、強気の勢いは弱まったという。

「ETFへの資金流入はシードファンドを含めて9億6500万ドル(約1400億円、1ドル=145円換算)と、これまでのところ好調なスタートを切っている。しかし、投資家が不当に高い期待を抱いているため、価格はETF売出しによる高揚感から下落している」とビットコインに特化した投資会社ニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ(NYDIG)のリサーチ部門グローバルヘッドであるグレッグ・シポラロ(Greg Cipolaro)氏は16日のニュースレターで述べている

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:TradingView
|原文:Bitcoin Sees Its First Ever Weekly ‘Golden Cross’
※編集部より:タイトル、本文を修正して、更新しました。