HashPaletteが「Aptos Japan」へ社名変更──役割とミッションを明確化

HashPalette(ハッシュパレット)は6月18日、Aptos Japan(アプトスジャパン)へと社名を変更した。
2024年10月、レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」を手がけるアプトス・ラボ(Aptos Labs)が、ハッシュポート(HashPort)の子会社で、パレットチェーン(Palette Chain)の開発元ハッシュパレットの買収に合意したと発表していた。
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社名変更についてリリースには「日本市場における当社の役割とミッションをより明確に示すものであり、Web3の革新を長期的に支援・加速するという戦略的方針のもとで実施されたものです」と記されている。
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ブロックチェーン「アプトス」は現在、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「EXPO2025 DIGITAL WALLET」のブロックチェーン基盤となっている。
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「この社名変更を機にAptos Japanは、万博で構築した技術基盤を活用し、ゲーム領域・コンシューマーテック・金融機関向けのWeb3導入といった分野で、国内外のパートナーシップをさらに強化してまいります」とリリースは続けている。

アプトス・ラボ共同創業者兼CEOのエイブリー・チン(Avery Ching)氏は「私たちは、日本がWeb3の未来を牽引していくと強く信じています。この社名変更は、日本のエコシステムに対する私たちの深い敬意と、Expo終了後も国内での実社会への浸透を支援し続けるという私たちの長期的な姿勢を示すものです」とリリースで述べている。
Aptos Japan、そして「EXPO2025 DIGITAL WALLET」を提供しているHashPort(ハッシュポート)が大阪・関西万博終了後にどのような動きを見せていくのか、注目される。
|文:増田隆幸
|画像:リリースより