- 米国のソラナ現物ETFは先月のデビュー以来、17日連続で資金流入を記録。
- ソラナ現物ETFは総額4億7600万ドル(約752億800万円、1ドル158円換算)の純流入を集め、11月19日には1日で4850万ドル(約76億6300万円)という顕著な流入があった。
- ソラナとは異なり、ビットコインおよびイーサリアムの現物ETFは大規模な資金流出に直面しており、投資家の関心の変化が浮き彫りになっている。
米国のソラナ(SOL)現物ETF(上場投資信託)は、10月28日に取引が開始されて以来、一度も純流出が発生しておらず、11月19日に17日連続の資金流入を記録した。
ファーサイド(Farside)のデータによると、これらのETFは11月19日に4850万ドル(約76億6300万円)を集め、取引開始以来の累計純流入額は4億7600万ドル(約752億800万円)となった。11月19日の流入額は、今月2番目の規模だった。
この資金流入の波は、今年に入って暗号資産(仮想通貨)ETFの中で最も長く途切れることなく続いているプラスの資金の流れであり、より確立されたビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の商品が支持を失いつつある中で起こっている。
ファーサイドのデータは、11月だけでビットコインETFは約29億6000万ドル(約4676億8000万円)の純流出を経験し、イーサリアムETFは約1億700万ドル(約169億600万円)の純流出を記録したことを示している。
11月19日の流入額では、ビットワイズ(Bitwise)のソラナETFであるBSOLが3590万ドル(約56億7220万円)の新規資金流入でトップとなり、グレイスケール(Grayscale)のGSOLが1260万ドル(約19億9080万円)で続いた。フィデリティ(Fidelity)のFSOLとヴァンエック(VanEck)のVSOLには、小規模な資金流入が見られた。
ソラナETFへの資金流入は、暗号資産市場が弱気相場になる中でも、このトークンへのエクスポージャーを高めようとする動きを示唆している。CoinDesk 20 Index(CD20)は、過去7日間で12%下落した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Midjourney/Modified by CoinDesk
|原文:Solana ETFs Post Second-Biggest November Inflows as Demand Grows During Downturn


