- アメリカのビットコインとイーサリアムの現物ETFから過去最大の資金流出が発生した。
- 市場暴落の中、SOLとXRP連動ETFへの資金流入が急増している。
アメリカで上場されている11のビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)からの資金流出額が合計37億9000万ドル(約5874億5000万円)に達し、過去最高だった2月の35億6000万ドル(約5518億円)を上回った。
SoSoValueのデータによると、世界最大の上場ファンドであるブラックロック(BlackRock)のiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)は、今月20億ドル(約3100億円)を超える流出を計上した。
11月20日だけでも、これらのファンドからの資金流出額は9億ドル(約1395億円)を超え、2024年1月の上場以来、1日あたりの資金流出額としては2番目に大きい額となった。
イーサリアム(ETH)現物ETFからの資金流出額も過去最高を記録し、合計17億9000万ドル(約2774億5000万円)に達した。
これらの数字は、時価総額上位2つの暗号資産(仮想通貨)に対する投資家の警戒感が高まっていることを反映している。一方、最近デビューしたソラナ(SOL)とエックス・アール・ピー(XRP) のETFには、それぞれ3億46万ドル(約465億7130万円)と4億1000万ドル(約635億5000万円)の純流入があった。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin ETFs Have Bled a Record $3.79B in November


