- ビットコインは8万ドルから8万3000ドルの支持帯から反発し、9万3100ドルからブレイクアウトの可能性が見られる。
- XRPは一目均衡表の雲を上抜けたが、2.28ドル~2.30ドルで抵抗に直面している。
- イーサリアムはベアトラップの兆候を示しており、3100ドルと3500ドルに向けて上昇する可能性がある。
- SOLはブレイクアウトを待っている。
ビットコイン(BTC)は8万ドル~8万3000ドルのサポートゾーンから力強く反発し、11月28日のスイングハイである9万3100ドル付近で取引されている。ここを大きく上抜ければ、10月8日の過去最高値から引かれたトレンドラインが視野に入る。これは依然として重要な短期的な抵抗線となっている。
1時間足のMACD(マックディー:移動平均収束拡散)ヒストグラムはゼロより上の浅いバーを形成しており、上昇モメンタムの喪失を示唆しているため、保ち合いとなる可能性が高い。一方、日足のMACDは依然として強気で、保ち合いの終りを示唆している。
下値では、8万ドル~8万3000ドルのサポートゾーンが、強気派にとって依然として守るべき重要な水準だ。

XRP
エックス・アール・ピー(XRP)は、長い間維持されてきた2ドルのサポートラインから再び上昇に転じ、1時間足チャートで一目均衡表の雲を強気な形で上抜けた。上昇トレンドが明確に形成されつつあるが、2.28ドルから2.30ドルの直近のレジスタンスゾーンを突破できるかは依然として不透明だ。
突破できれば、2.50ドル付近の弱気のトレンドラインに注目が集まる。このレジスタンスゾーンを突破できなければ、2.00ドルへの再下落につながる可能性がある。

ETH
イーサリアム(ETH)の1時間足チャートは典型的なベアトラップを示しており、価格変動は下降チャネルの下限を下回る動きを見せた後、反発に転じている。
顕著な下落トレンドに続くこのような価格変動は、売り圧力が吸収され、買い手が上昇への抵抗が最も少ない経路を確保したことを示している。
現在、強気派が主導権を握っているため、価格変動は11月28日の高値3100ドルを目指しており、10月10日の売りからの安値3500ドルに向けて上昇する可能性がある。下降局面では、2600ドルから2700ドルが引き続き主要なサポートゾーンとなっている。

SOL
ソラナ(SOL)は、145ドル付近で明確な横ばいチャネルの上限に近づいているようだ。この水準を上抜ければ、165ドルに向けて上昇が期待される。
1時間足MACDは強気の勢いが鈍化していることから、すぐにはブレイクアウトしない可能性がある。しかし、日足MACDは強気を維持しているため、最終的には上昇局面が解消される可能性が高いだろう。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Ether ‘Bear Trap’ Confirmed as Bitcoin Probes $93K, XRP Eyes $2.30 Hurdle


