- BTCとETHは逆トレンドの動きを続けている。
- XRPは重要な2ドルのサポート付近で推移。
- SOLのレンジ相場が続いている。
ビットコイン（BTC）は時間足チャート上で、より大きな下降トレンドの中にある逆トレンドの上昇チャネル内で推移しており、価格動向は依然として微妙な均衡状態にある。
9万6500ドルを明確に上抜ければ、テクニカル的には強気相場となるだろう。この水準は、逆トレンドの上昇チャネルの上限と、より広範な弱気トレンドラインの交点であり、中期的な上昇トレンドの再開を示唆する。週足チャートがこのシナリオを支持しており、100週単純移動平均線（SMA）を繰り返し守っていることは、下落の枯渇と強気反転リスクの高まりを示唆している。
だが、買い手が上昇を確定させることができなければ、この構造は再び下落する余地も残している。
時間足の逆トレンドチャネルを下抜ければ、下降トレンドラインが確実なものとなり、市場が以前サポートを見出した8万ドルの領域を再度テストする道が開かれるだろう。
ETH
イーサリアム（ETH）のテクニカル構造はビットコインと類似しており、時間足チャートでは、より広範な下降トレンドの中にある逆トレンドの上昇チャネル内で推移している。チャネルのレジスタンスである3200ドルを明確に上抜ければ、強気相場の回復が確認され、11月10日のロウワーハイ（高値切り下げ）のレジスタンスである3620ドルが視野に入る。
売り圧力が逆トレンドチャネルを無効にした場合、下落リスクが継続する。逆トレンドチャネルを下抜ければ、より大きな下降トレンドが強化され、直近の安値2630ドル付近が最初のサポートとなり、より深い調整を招く可能性がある。
全体として、3200ドルは依然として注目すべき重要な水準である。
XRP
決済に焦点を当てたエックス・アール・ピー（XRP）は、重要な2ドルのサポートラインを再び試しており、この水準は今年、長い下ヒゲを伴う週足ローソク足を通じて繰り返し売り手の疲弊を示してきた。5週および10週SMAが急激な低下していることから、モメンタムは弱気のようだ。
この水準を下回ると、保有者のキャピチュレーション（投げ売り）が誘発されるリスクがあり、2024年から2025年の上昇局面における61.8%フィボナッチ・リトレースメントである1.63ドルが次の重要なサポートとなる。
逆に、日足終値が連続して2.30ドル上回れば、弱気のロウワーハイパターンは無効化され、強気回復のシグナルとなるだろう。この対照的な状況において、2ドルは依然として重要なピボットポイントである。
SOL
ソラナ（SOL）はレンジ内での方向感のない動きを示し続けており、145ドルの上値レジスタンスと120ドルの下値サポートで定義される横ばいのチャネル内で推移し、現在の水準は134ドル付近だ。
モメンタムの欠如が続いており、次の大きな動きはこの一服レンジを明確に突破するかどうかにかかっている。上抜けしてレンジを解消すれば、メジャードムーブの分析に基づき160ドル以上への上昇余地が生まれる。下抜ければ、より広範な下落トレンドが継続するだろう。
｜翻訳・編集：廣瀬優香
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｜原文：Crypto Pivots in Play: Bitcoin, Ether at Critical Junctures, XRP Probes $2 Support
