ロビンフッドは暗号資産の規制緩和で最も恩恵を受ける銘柄:バーンスタイン
  • ロビンフッドは、アメリカの暗号資産規制緩和から最も恩恵を受けるとバーンスタインの報告書は伝えている。
  • バーンスタインは、この取引プラットフォームの目標株価を30ドルから51ドルに引き上げた。
  • ロビンフッドによる暗号資産取引所ビットスタンプの買収は、提供できる付加価値の高い暗号資産サービスを後押しするだろうとバーンスタインは述べている。

11月20日に発表された調査報告書の中でブローカーのバーンスタイン(Bernstein)は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権下で暗号資産(仮想通貨)に前向きな姿勢を示す可能性があるアメリカ証券取引委員会(SEC)の規制緩和の追い風を最も受けるのはロビンフッド(Robinhood)になるだろうと述べた。

バーンスタインは、この人気の高い取引プラットフォームの目標株価を30ドルから51ドルに引き上げ、「アウトパフォーム」の評価を維持した。取引開始直後、同社の株価は2%以上上昇し、36ドル前後で推移した。

ロビンフッドは「規制に制約された暗号資産事業」を展開しており、現在までに19の暗号資産しか上場していないとバーンスタインは指摘した。カリフォルニア州に拠点を置く同社は、ステーキング、レンディング、デリバティブ、ステーブルコインから収益を得ていない。

「しかし、潜在的に暗号資産支持派のの新SECの下では、この状況は変化すると思われ、ロビンフッドが暗号資産規制の追い風による最大の受益者になるだろう」と、ゴータム・チュガニ(Gautam Chhugani)氏率いるアナリストは書いている。

暗号資産取引アプリは、より幅広い機会を狙って新しいトークンをリストアップし、新しい商品ラインを導入することで、より高い収益を上げることができると報告書には書かれている。

ロビンフッドによるビットスタンプ(Bitstamp)およびそのヨーロッパのプラットフォームの買収は、「付加価値のある暗号資産サービスをさらに後押しする」はずだと報告書の著者は記している。取引所はステーキング、ステーブルコインへのアクセス、レンディングを提供できるからだ。

ロビンフッドは、先週、アメリカ大統領選挙でのトランプ氏の勝利を受けて、ソラナ(SOL)、ペペコイン(PEPE)、カルダノ(ADA)、エックス・アール・ピー(XRP)を追加した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Robinhood Is the Top Crypto Deregulation Trade, Bernstein Says

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