エヌビディア株、予想を上回る決算発表後も小幅安──暗号資産はほぼ横ばい
  • エヌビディア(Nvidia)は、第2四半期の決算が予想を上回り、売上高は前年比で56%増加したと報告した。
  • しかし、エヌビディアの株価は時間外取引で1.7%下落し、AI関連の暗号資産(仮想通貨)トークンは横ばいであった。
  • ビットコイン、イーサリアム、XRPは、このニュースを受けて若干のボラティリティを見せたものの、全体的な動きはほとんどなかった。

エヌビディアは8月27日、予想を上回る第2四半期の決算を報告し、売上高は前年比56%増の467億ドル(約6兆9000億円、1ドル=147円換算)であった。

この結果は、エヌビディアの高性能プロセッサに対する需要が鈍化する兆候をほとんど見せておらず、同社がAIブームの中心にいることを浮き彫りにするものである。

エヌビディアの株価は時間外取引で1.7%下落した。一部の市場関係者は、データセンターの収益が411億ドルと、予想の412億9000万ドルに対してわずかに弱い点を指摘した。

インターネットコンピューター(ICP)、ニアプロトコル(NEAR)、ビットテンソル(TAO)などのAI関連トークンは、このニュースにほとんど反応せず、決算発表前とほぼ横ばいで取引された。

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、およびエックス・アール・ピー(XRP)は、このニュースを受けて反射的に下落したが、すぐにその下落分を取り戻し、決算発表前とほぼ同じ水準で推移した。

ウォール街は、特にマイクロソフト、メタ、アマゾンなどのハイパースケーラーがチップの注文を依然として増やしている兆候があるかどうかについて、エヌビディアのコメントを注意深く分析するだろう。

アナリストらはまた、米国の輸出規制が販売を複雑にしている中国市場向けに、より高度なチップを開発する同社の取り組みに関する最新情報も求めている。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Tada Images / Shutterstock.com
|原文:Nvidia Shares Edge Lower After Earnings Beat; Cryptocurrencies Little-Changed

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