- ソラナの価格は、過去24時間で5%上昇、週間では17%の上昇を記録し、1月以来の高値に達した。
- ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は取引所から7億2400万ドル相当のソラナトークンを引き出した。これはフォワード・インダストリーズ(Forward Industries)の16億5000万ドル規模のトレジャリー戦略に関連している可能性がある。
- ビットワイズ(Bitwise)の最高投資責任者(CIO)は、トレジャリー企業からの需要見込みとローンチが見込まれるソラナETF(上場投資信託)が、ソラナの市場パフォーマンスをさらに押し上げる可能性があると予測している。
ソラナ(SOL)は9月12日、デジタル資産トレジャリー企業からの需要が形成されつつある可能性を受け、239.59ドルまで急騰し、1月以来の最高値を記録した。
ソラナは過去24時間で5%上昇し、240ドル目前まで迫った。週間上昇率は18%に達し、同期間に4~5%した上昇ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を大きく上回るパフォーマンスを示した。
この上昇は、デジタル資産運用会社ギャラクシー・デジタルが過去2日間で取引所(主にバイナンスとコインベース)から、総額7億2400万ドル(約1000億円、1ドル=148円換算)に相当する約310万枚のソラナを引き出す中で起こったと、アーカム・インテリジェンス(Arkham Intelligence)のブロックチェーンデータが示している。

これらの取引は、16億5000万ドルの保有現金をソラナトレジャリー構築に充てるデジタル資産戦略会社フォワード・インダストリーズに関連している可能性がある。
プレスリリースによれば、ギャラクシーは同社の資金調達ラウンドの主要投資家であり、その資産運用部門はフォワードの資金を「積極的に管理」する任務を負っている。
ソラナ・シーズン
ビットワイズのCIOマット・ホーガン(Matt Hougan)氏は今週初め、ソラナの好調が継続する可能性を予測した。トレジャリー企業からの新規需要と現物ETFへの期待が、ビットコインやイーサリアムに比べて時価総額が小さいソラナに、極めて大きな影響を与える可能性があるからだ。
ギャラクシーCEOのマイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏も、11日のCNBCインタビューで同様の見解を示し、市場が「SOLの季節」に突入する可能性があると述べた。ノボグラッツ氏は、暗号資産投資会社パンテラ(Pantera)が間もなく設立するソラナトレジャリー企業と、ソラナETF承認の可能性を指摘し、これらがソラナに新たな資金をもたらすと説明した。
ギャラクシーは今月初め、スーパーステート(Superstate)と提携して行う自社株のトークン化にソラナブロックチェーンを選択している。
|翻訳・編集:山口晶子
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|原文:Solana Surges as Galaxy Scoops Up Over $700M Tokens From Exchanges


