禁止から規制へ、インド政府が専門家委員会を設置:報道

インド政府は、暗号資産(仮想通貨)規制を検討する専門家委員会を設置するようだ。同国のエコノミック・タイムズ(Economic Times)が19日に伝えた。

委員会の役割は、暗号資産を通貨ではなくデジタル資産として規制する方法を示すことと、エコノミック・タイムズは3人の関係者の情報をもとに報じた。

記事によると、全面的な禁止はもはや時代遅れというのが一般的な見解だという。議論は初期段階であり、まだ正式な決定は行われていない。

暗号資産を禁止する法案は3月に最終段階に入り、インド準備銀行(中央銀行)は同国の銀行に対して取引所との関係を断つよう促していると言われている。

禁止から規制への方向転換は、先行き不透明にもかかわらず、インドで普及している暗号資産にとって大きな恩恵となるだろう。また、委員会はブロックチェーン技術の広範な利用を検討し、デジタルルピーの開発方法を研究すると同紙は伝えている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:PhotographerIncognito /Shutterstock
|原文:India’s Government May Form Panel to Study Regulating Crypto: Report