ゴールドマン・サックスが注目するシルバーゲートとは?

ゴールドマン・サックスが注目するシルバーゲートとは?

米投資銀行のゴールドマン・サックスは、シルバーゲート・キャピタル(Silvergate Capital)をアナリストの調査対象に含めた。当初の評価は「ニュートラル」で、同社の成長見通しに楽観的な見方を示す一方で、規制の不確実性や伝統的な銀行との競争の激化に懸念を示した。

ゴールドマン・サックスは、シルバーゲートの強力な顧客ネットワークと、預り金の増加による成長機会に注目している。シルバーゲート・キャピタルは、暗号資産投資家に商品やサービスを提供するシルバーゲート銀行(Silvergate Bank)の親会社(銀行持株会社)だ。

2021年第1四半期(2021年1月−3月期)、シルバーゲートの暗号資産関連の預り金は68億ドル(約7500億円)だったが、ゴールドマン・サックスは「オーガニックな顧客拡大」によって200億ドル(約2兆2000億円)にまで増加すると考えている。

アナリストは、シルバーゲートがこれらの預り金の一部でも投資ポートフォリオに移すことで、純利益は最大50%増加すると見ている。また、暗号資産を担保にした融資の需要は約800億ドルと推測する。

ゴールドマン・サックスはまた、シルバーゲートが他の企業にとっての「買収候補」になり得るとしながら、既存の金融サービス企業の間で暗号資産分野への関心が高まっていることにも言及している。

「大手銀行がシルバーゲートのビジネスにとって最も大きな脅威と考えている」(アナリストノート)

一方、シルバーゲートは15日、マイケル・レンプレス(Michael Lempres)氏が会長に就任し、アンチャル・グプタ(Aanchal Gupta)氏が同社およびシルバーゲート銀行の取締役会に加わると発表した。

レンプレス氏は2019年からシルバーゲートの取締役を務めている。以前には、ベンチャーキャピタル大手のアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz/a16z)や暗号資産取引サービスを手がけるコインベース(Coinbase)で要職を務めていた。

グプタ氏は複数のセキュリティ関連の要職を経験している。現在は、米マイクロソフトのクラウドサービス、アズール(Azure)のバイスプレジデントとして、クラウドセキュリティ製品を統括している。以前はフェイスブックの暗号資産プロジェクトでウォレット開発を進めるノビ(Novi、旧カリブラ)の最高情報セキュリティ責任者を務めていた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Goldman Sachs Flags Growth Potential but Also Obstacles in Silvergate Analysts’ Note

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