ビットコイン、4万ドル手前で一服感【市場動向】

ビットコイン、4万ドル手前で一服感【市場動向】

ビットコインの買い手は利益確定を進めている。センチメントは先週から大幅に改善しているが、一部のアナリストはもう一段上昇する前にひと休みする時期と考えている。

「ビットコインは簡単に3万5000ドルを突破したが、4万ドルを突破することはおそらく難しいと思う。マイナーと売り手は再度、利益確定を行い、買い手はその影響を吸収するが価格を一段上に押し上げることはできない」とWave Financialのシニアトレーダー、ジャスティン・チュー(Justin Chuh)氏は米CoinDeskに述べた。

最新価格

●ビットコイン (BTC):4万328ドル、+6.56%
●イーサリアム(ETH):2308.8ドル、+3.27%

●S&P500:4403.9、+0.056%
●ゴールド:1808.1ドル、+0.5%
●10年物米国債:1.233%(28日:1.238%)

移動平均線

ビットコインは強力な抵抗線の下で横ばいとなっているため、センチメントは強気から弱気に推移しやすい状況にある。

「BTCは6月上旬のように200日移動平均線に再び拒否されたが、ひと息ついた後に再びトライし、できれば3万5000ドルを割らないことを望んでいる」(チュー氏)

GlobalBlockのトレーダー、アレクサンドラ・クラーク(Alexandra Clark)氏は「ビットコインが200日移動平均線を超えれば、市場の信頼のサインとなり、多くの市場参加者に強気が市場の主導権を取り戻したことを示すことになる」とコメントした。

出典:TradingView

GBTCディスカウントが縮小

グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)は、ビットコインに対するディスカウント率が縮小している。

暗号デリバティブ調査会社のスキュー(Skew)によると、GBTCのディスカウント率は28日、6月22日以来の最小水準となる6.6%となった。6月中旬には15%まで拡大していた。

一部の投資家は、ビットコイン価格の上昇により、ディスカウントが解消されることを期待してGBTCを購入した可能性がある。つまり、買い手はビットコインの価格上昇と同時に、ディスカウントの縮小による利益を手にすることが期待できる。

出典:Skew

アルトコイン状況

リップル(XRP)上昇:暗号資産リップル(XRP)は、発行を手がけるリップル(Ripple)が日本からフィリピンへの約20億ドル規模の送金市場をターゲットにしたサービスを発表したことで28日、5週間ぶりの高値となった。ヨーロッパの取引時間に0.74ドルまで上昇、CoinDesk 20のデータによると、6月21日以来の高値となり、上昇率は13%に達した。

●イーサリアム取引高急増:イーサリアムの取引高は2021年上半期に1兆4000億ドル(154兆円)に達し、2020年上半期の920億ドルから15倍以上となった。機関投資家によるイーサリアム投資が進んだ。

バーガーキング・ブラジル、ドージコイン(DOGE)受け入れ:バーガーキング・ブラジルは、犬用おやつ「Dogpper」を購入する際の支払い方法としてドージコイン(DOGE)を受け入れを開始した。バーガーキングの最も有名なメニュー「ワッパー(Whopper)」の名前に似せたDogpperは、1個3DOGE。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:TradingView
|原文:Market Wrap: Bitcoin Expected to Pause Before Next Rally

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