取引所のイーサリアム残高、3年ぶりの低水準──DeFi(分散型金融)が要因

取引所のイーサリアム残高、3年ぶりの低水準──DeFi(分散型金融)が要因

中央集権型取引所(CEX)のイーサリアム(ETH)保有残高の割合は10日、総供給量の9.4%まで低下し、過去3年で最低となった。暗号資産(仮想通貨)データプラットフォーム、OKLinkのデータで判明した。

中央集権型取引所(CEX):DeFi(分散型金融)の一種であるDEX(分散型取引所)に対して、従来型の取引所を中央集権型取引所(CEX)と呼ぶ。

OKLinkによると、総供給量1億1700万ETHのうち、CEXに関連するアドレスが保有するイーサリアムは1100万ETHのみで、2018年2月以来の低水準という。

主な要因はDeFi(分散型金融)と、OKLinkのシニアリサーチャー、エディ・ワン(Eddie Wang)氏はCoinDeskに述べ、ラップド・イーサ(Wrapped Ether/WETH)、DeFiプロジェクトの預り金などをその要因にあげた。

ラップド・イーサはERC-20規格に準拠したトークンで、イーサリアム価格に連動し、DeFiでの取引や譲渡を一段と簡単に行うことができる。こうした特長から、ラップド・イーサはDeFiの大きな推進力となっており、情報サイトのTokenViewによると、ラップド・イーサはイーサリアムの総供給量の5.7%を占めているという。

またイーサリアム2.0も要因のひとつだろうとワン氏は述べた。Dune Analyticsによると、650万ETH以上がイーサリアム2.0にロック(預け入れ)されている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:イーサリアム共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏(Ethereum)
|原文:Ether Held on Centralized Exchanges Hits Three-Year Low

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