暗号資産ファンド、前週の2倍以上の流入超──ビットコインファンドがけん引

暗号資産ファンド、前週の2倍以上の流入超──ビットコインファンドがけん引

暗号資産(仮想通貨)ファンドは前週の2倍以上の資金を集めた。ビットコイン(BTC)市場に強気センチメントが戻ってきたためだ。先週8日までの1週間、暗号資産ファンドは2億2600万ドルの流入超となり、前週9000万ドルから増加した。

デジタル資産運用会社のコインシェアーズ(CoinShares)が11日発表したレポートによると、急増をけん引したのは主にビットコインファンドで、流入額は前週の1億5600ドルから2億2500万ドルに増加し、過去5カ月で最高を記録した。

ビットコインファンドへの関心が復活したのは先週、価格が5カ月ぶりの高値となったためだ。ビットコインは現在、5万7300ドル付近となっている。

前回、このレベルの流入超となったのは5月、年初に記録した史上最高値6万5000ドル付近から下落しているところで、当時の価格は5万8500ドル前後だった。その後、ビットコインは7月に2万9000ドルまで下落したが、このところ再び上昇し、10月だけですでに20%上昇している。

ゲンスラー効果

この数カ月、資金を集めていたイーサリアム(ETH)ファンドは先週、1400万ドルの小規模な流出超となった。その他、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ポルカドット(DOT)のファンドも先週は流出超となった。

コインシェアーズのレポートは、ビットコインへの資金流入の増加は、米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長の最近の発言が原因としている。ゲンスラー委員長は、SECがビットコイン先物ETF(上場取引信託)を承認する可能性を示唆している。また先週、暗号資産を禁止するつもりはないと発言したことも注目を集めた。

「ビットコインに対するセンチメントの好転は、ゲンスラーSEC委員長がビットコインETFを承認する可能性があるとする建設的な発言を行ったためだと考えている」(コインシェアーズ)

他のアルトコインファンドの中にも、引き続き資金を集めているものがある。ソラナ(SOL)ファンドは1250万ドル、カルダノ(ADA)ファンドは300万ドルの流入超となった。

CoinShares

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds Double Weekly Inflows to $226M as Ebullience Returns to Bitcoin Market

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