フェイスブックのNovi、コインベースがカストディ連携──米国で運用開始へ

フェイスブックが開発を進めてきたデジタルウォレットの「Novi」が、米国とグアテマラで試験運用を開始する。

Noviの試験運用は両国で始まり、ユーザーはPaxosが発行する米ドル連動型ステーブルコインの「USDP」を取引することが可能となる。フェイスブックが10月19日に明らかにした。暗号資産(仮想通貨)取引サービス大手のコインベースが、カストディ(管理)業務で連携する。

コインベースのブログによると、ユーザーはNoviを利用してUSDPを購入することが可能となり、Noviは資金をコインベースに預け入れることになる。

フェイスブックが主導してきたデジタル通貨構想は、多くの企業が加盟したリブラ協会によって2019年6月に発表された。リブラ(Libra)は当初、「カリブラ(Calibra)」と呼ばれるウォレットが併用される計画だった。

しかし、同構想は世界中の規制当局から批判され、デジタル通貨の設計を変更し、通貨の名称もリブラから「ディエム(Diem)」に変えた。デジタルウォレットもカリブラからNoviへのリブランディングを行った。

フェイスブックは19日の発表文で、「ディエムをサポートする計画が変わったわけではない。規制当局からの承認が得られれば、ディエムを取り扱うNoviの運用を開始する方針だ」と述べている。

|編集:佐藤茂
|原文:Facebook’s Novi Taps Paxos, Coinbase Ahead of Diem Rollout
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