FTXがさらに4億ドル調達、評価額は320億ドル──ソフトバンクも出資

FTXは31日、シリーズCの資金調達ラウンドで4億ドル(約460億円)を調達、評価額は320億ドル(約3兆7000億円)に達したと発表した。

「FTXは、安全かつ法令を遵守した方法で暗号資産へのアクセスを促進するために、規制当局との対話を続けていく」とバンクマン-フリードCEOは声明で述べた。「我々は、投資家とともに、我々の使命を達成し、2022年以降も驚異的な成長を続けることを楽しみにしている」。

同社はグローバル展開をさらに加速させる見通し。同社のサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)CEOは以前、多くの国に進出し、ユーザー基盤を拡大するために買収や提携を計画していると語っている。

今回の資金調達は、同社アメリカ法人FTX USの4億ドルの資金調達(シリーズA)と同じ時期に、同じ出資者グループから行われた。資金調達には、パラダイム(Paradigm)、テマセク(Temasek)、マルチコイン・キャピタル(Multicoin Capital)のほか、ソフトバンク(SoftBank)も参加している。

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FTXは2021年10月に4億2000万ドルを調達したばかり。そのときの評価額は250億ドルだった。

だが今回の調達額は、昨年バンクマン-フリードCEOが目標としたとされる15億ドルには及ばなかった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:FTXのサム・バンクマン-フリードCEO(CoinDesk)
|原文:FTX Reaches $32B Valuation With $400M Fundraise