FTX US、ソフトバンクなどから4億ドル調達──評価額は80億ドル

暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのアメリカ法人、FTX USは、ソフトバンクやテマセクなどから4億ドル(約460億円)を調達、評価額は80億ドル(約9100億円)に達した。

投資会社のパラダイム(Paradigm)、マルチコイン・キャピタル(Multicoin Capital)、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズ(Lightspeed Venture Partners)も資金調達に参加したとFTX USは26日、発表した。

調達した資金は、新規事業の立ち上げや戦略的投資・買収に充てるという。

サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏率いるFTXは、2020年5月にアメリカ市場に参入。CoinGeckoのデータによると、現在の24時間取引高は2億5550万ドル(約290億円)に達している。

今回のFTX USの初の資金調達は、バンクマン-フリード氏の評価額80億ドルという目標を満たした。同氏は2021年12月に親会社FTXの15億ドル(評価額320億ドル)の資金調達計画を発表した際、FTX USの評価額について語っていた。なお、FTXの評価額は直近の2021年10月の資金調達時に250億ドルに達している。

FTXは2021年10月に先物取引所のLedgerXを買収、これにより、米商品先物取引委員会(CFTC)が発行した多くのライセンスを手に入れた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:FTXのサム・バンクマン-フリードCEO(CoinDesk)
|原文:FTX US Attains $8B Valuation in $400M Fundraise Including SoftBank, Temasek