博報堂DY、NFTマーケットプレイス開設へ──スポーツやアニメ、音楽で

博報堂DYグループは今春にも、NFTマーケットプレイスを開設する。「Hakuhodo DY Play Asset」プロジェクトを発足し、スポーツやアニメ、音楽の領域でブロックチェーン技術を活用したコンテンツ展開を手掛ける。博報堂DYメディアパートナーズが3月7日に発表した。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

「熱狂のテイクアウト」をコンセプトに、野球やサッカーなどのプロスポーツや放送局が有する映像コンテンツを活用。独自プラットフォーム「PLAY THE PLAY」で、デジタルコンテンツを提供する。

博報堂DYグループの博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYスポーツマーケティング、博報堂DYミュージック&ピクチャーズがプロジェクトに参画する。NFTを活用して、コンテンツとファンとの新たな関係やコミュニケーションを作りたい考え。

「Hakuhodo DY Play Asset」では、NFTビジネスにおける戦略立案やプラットフォーム開発を行う。また、外部マーケットプレイスとの連携のほか、メタバース展開をはじめとした新たなサービスを生み出していくという。

博報堂DYメディアパートナーズは「IP・コンテンツホルダーのビジネス及びマーケティングパートナーとして、スポーツ・エンタテインメント・アートなどの分野におけるNFTを活用した次代型サービス企画・開発を推進し、コンテンツの新たな価値創造、多様なコミュニケーション効果の創出を目指します」としている。

NFTコンテンツ発行プラットフォーム「PLAY THE PLAY」では2月から、サッカー・J1リーグと提携して運営を開始。試合中のプレーを切り取り、試合終了から24時間後に動画トレカとしてユーザーに提供している。

|取材・テキスト:菊池友信
|トップ画像:博報堂DYメディアパートナーズの発表文より
|(編集部より:NFTマーケットプレイスの開設時期を追記して更新しました)