ビットコインを脅かす法廷闘争、破綻したセルシウスはポンジスキームと呼ぶべきだ【日曜日に読みたい厳選10本】

グローバル経済は、通貨危機という暗い先行きに直面している。このことは、暗号資産(仮想通貨)にも、大きな意味を持つ──この1週間に公開したコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

ビットコインを脅かす法廷闘争

ノルウェーで今週始まる裁判が、ビットコイン(BTC)の未来に深刻な影響を与える可能性があると、原告を支持する人たちは考えている。

ビットコインに特化した雑誌『Citadel21』の編集を担当するビットコイナーHodlonautは、実業家クレイグ・S・ライト(Craig S. Wright)氏を相手取って訴訟を起こした。ライト氏は、ビットコインの生みの親サトシ・ナカモトだと繰り返し主張しつつも、そのことを証明できていない。…続きを読む

破綻したセルシウスはポンジスキームと呼ぶべきだ──州金融規制局の書類が明かした衝撃の事実

暗号資産(仮想通貨)レンディングのセルシウス・ネットワーク(Celsius Network)の破産申請手続きの中で、米バーモント州金融規制局が提出した新たな書類から、セルシウスが2022年の暗号資産市場の低迷後からではなく、早くも2019年には実質的に破産状態にあったという衝撃の事実が明らかとなった。

セルシウスもすでに、捜査当局の調べに対し、「投資家たちに支払われていた利回りを支えるのに十分な収入を得たことは一度もなかった」と認めている。…続きを読む

「Merge」を控えてアナリストが注目する4つの指標

暗号資産(仮想通貨)市場の動向を注視する人たちは今週、待望のイーサリアムブロックチェーンのアップグレード「Merge(マージ)」に釘付けだ。

暗号資産市場では、どのような展開になるかについて様々な憶測が飛び交っている。ブロックチェーン分析のナンセン(Nansen)とデータ企業カイコ(Kaiko)はそれぞれ、注目点についてのレポートを発表した。…続きを読む

さまざまな顔を持つETH:gwei、wETH、stETH……【基礎知識】

暗号資産(仮想通貨)に慣れ親しんで久しい人ならば、ビットコイン(BTC)の最小単位サトシの短縮系「sat」を耳にしたことがあるかもしれない。ビットコイナーたちはビットコインを購入することを、「サトシを積み重ねる」と表現する。

実はこれには、イーサリアム版もある。取引手数料ガス代について使われるイーサ(ETH)の単位「gwei」だ。しかし、gwei以外にもたくさんの単位が存在し、イーサと関連するトークンも多くある。…続きを読む

迫り来る通貨危機:新しいモデルが必要だ

新興市場の通貨は、最悪の事態を迎えている。新型コロナウイルスのパンデミック、ロシアとウクライナの戦争、物価の急上昇、インフレ見込みの高まり、複数の発展途上国における政治危機、そして、投機マネーをドルへと惹きつける米連邦準備制度理事会(FRB)による激しい利上げ。

これらによって、数えきれないほどの国で、為替レートが極めて強い圧力にさらされているのだ。…続きを読む

ブロックチェーンの縄張り争いに終止符を打つべき時だ

「プロフィールにゴミみたいなトークンを書き並べているあなたの言うことに、何で耳を貸さなきゃならないんだ?」と、自称「ビットコインマキシマリスト」がかつて私に言ってきたことがある。マイクをミュートにして、彼の批判の続きを聞きながら衝撃を受けていた。

私自身もBTC保有者であり、議論は最初、落ち着いて始まったが、別のブロックチェーンプロジェクトの話題を私が持ち出すと、すぐに敵対的なものとなった。…続きを読む

ビットコイン相場は強い流れから逆回転、再び300万円割れ【bitbankチャート分析】

先週のビットコイン(BTC)の週足は10.7%上昇を表す陽線となり、2週連続で買われた。終値は311.2万円となり、4週間ぶりに300万円台を回復した。

週足は約2ヶ月の移動平均線となる8EMA(300.8万円)を上回り、強いプライスアクションが見られた。ビットコインは6月の安値から切り上げる底堅い値動きとなっており、徐々に買い需要の回復を示唆している。…続きを読む

規制抜きではDeFiに未来はない

信じられないかもしれないが、アメリカが分散型金融(DeFi)で実験するのは、現在のブロックチェーン時代が2回目となる。ブロックチェーンが登場するはるか昔、アメリカは主要産業国の中で、中央銀行を設立するのが1番最後だった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が設立されたのは1913年。イングランド銀行や、ヨーロッパ主要国の中央銀行が設立された1世紀も後のことだった。それも、一連の金融危機を受けて、渋々設立されたのだ。…続きを読む

DAO投資ブームに潜む新たなリスク

今年6月、メリット・サークルDAO(Merit Cicle DAO)のコミュニティは投票で、イールド・ギルド・ゲームズ(Yield Guild Games:YGG)をシード投資家として追放した。

これによって、親組織であるメリット・サークル社とその投資家YGGの間の契約「Simple Agreement for Future Tokens(SAFT)」が破棄されたのだ。この投票は、自律分散型組織(DAO)ガバナンスが、法的契約を覆した初めての例で、様々な投資家に衝撃が広まった。…続きを読む

ビットコインとウォール街は互いを必要としていない?

メディアではもうしばらくの間、機関投資家が投資に適した資産としてビットコイン(BTC)に近寄っていると報道してきた。例えば2020年には、生命保険大手マスミューチュアルがビットコインを購入した。

今年に入ってからも、世界最大の資産運用会社、米ブラックロック(BlackRock)が暗号資産関連サービスの提供を計画していると報じられた。

そんな話題にはもううんざりしてきたので、この記事では、ウォール街がビットコインを必要としていない理由と、ビットコインにもウォール街が必要ではない理由について考えていきたい。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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