【US市場】暗号資産市場、インフレ緩和への期待にポジティブに反応

【US市場】暗号資産市場、インフレ緩和への期待にポジティブに反応

米労働省が15日に発表した10月の生産者物価指数(PPI)は市場予測を下回った。FRB(米連邦準備制度理事会)のインフレ抑制の取り組みが効果を上げていることを示し、暗号資産投資家はポジティブに反応した。

ビットコイン(BTCは1万6700ドル付近、24時間で約2%上昇した。FTX破綻の影響が広がるなかでも、週明けから少しずつ上昇している。

「ビットコインは回復力を見せている。だがFTXに関連する十分なリスクの詳細が明らかになるまで、投資家の準備が整ったとは考えにくい」とオアンダ(Oanda)のシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ(Edward Moya)氏は述べた。

「引き出しを停止したり、活動を制限する取引所や企業が増えたなら、市場には再び圧力が加わるだろう」(モヤ氏)

イーサリアム(ETHは1250ドル付近、24時間で約2%上昇。他の主要アルトコインもおおむね上昇した。

CoinDesk Market Index(CMI)は約1%上昇。

株式市場は小幅だが上昇。ハイテク企業の多いナスダックは1.4%、S&P500は0.8%、ダウ平均は0.1%上昇した。

オアンダのモヤ氏は、ブロックファイ(BlockFi)が破綻すれば、暗号資産市場に再び大きな打撃を与える可能性があると指摘した。「次に倒れるドミノはブロックファイのようだ。FTXの破綻は、ブロックファイに及ぶことは広く予想されていた」

最新価格

●CoinDesk Market Index(CMI):854.91、+2.3%
●ビットコイン:16,878ドル、+2.9%
●イーサリアム:1,245ドル、+1.6%

●S&P500:3,991.73、+0.9%
●ゴールド:1,782ドル、+0.5%
●米国10年債利回り:3.8%、-0.1

テクニカル分析

FTXの破綻は、ビットコインとイーサリアムの取引所残高にどのような影響を与えるだろうか。取引所残高の減少は、投資家が長期保有を考えているとされ、しばしば強気センチメントと捉えられる。

だが、現状の減少はまったく意味が違っているかもしれない。投資家は、FTX破綻のような取り付け騒ぎのリスクに対する予防措置として、保有資産を手元に置こうと考えているようだ。

ビットコインの価格(グレー)と取引所残高の推移(赤) 出典:Glassnode

アルトコイン

●FTXのハッカー、35位のイーサリアム保有者に:ハッカーに関連した複数のアドレスから15日、2万1555超のイーサリアム、2700万ドル以上を単一のアドレスに送信した。セキュリティ企業PeckShieldによると、このアドレスは現在28万8000イーサリアム以上を保有し、35番目に大きなイーサリアム保有者となっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Rises on Encouraging Inflation News

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