ソラナブロックチェーン、動きは活発:シティ

約5000万ソラナ(SOL)が暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの破産手続きのためにロックされているにもかかわらず、ソラナ(Solana)ブロックチェーンの動きは依然として活発とシティ・リサーチ(Citi Research)1月12日発表したレポートで述べた。

とはいえ、ソラナの流通量は急激に減少し、ソラナブロックチェーンの将来性についての不確実性が高まっているという。

「アクティブアドレスや1日あたりのNFT取引高など、複数の主要指標はFTX崩壊以前の水準まで回復しており、チェーン上の一部のユーザーは問題のない状況になっていることを示している可能性がある」とアナリストは記している。

シティによると、最近では「Bonk」と呼ばれる新しい暗号資産がソラナ保有者にエアドロップされるなど、開発者はソラナブロックチェーン上で活発な動きを続けているという。

ソラナブロックチェーンの主な課題は、ユーザーや開発者にインセンティブを与えることとレポートは記し、ソラナ最大のNFTプロジェクト「DeGods」が先月、ネットワークの将来性に対する懸念を理由にイーサリアムブロックチェーンへの対応を発表したことに触れた。

2022年末にかけて、ソラナは低迷、12月29日には20%の大幅な下落となった。しかし翌日、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏がサポートを表明したことで、価格はその後の数週間でほぼ2倍になっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Citi Says Solana Blockchain Activity Remains High