4月、ビットコインと米国株は強い月

ビットコイン(BTC)と米国株は、1年で季節的に最も強い月に入った。

暗号資産サービスプロバイダーのMatrixportのデータによると、4月にビットコインは過去10年のうち6年で利益をあげ、平均リターンは17%を超えている。過去10年、4月はビットコインにとって上半期で最も良い月であり、通年では3番目に良い月となっている。

同様に米国株の代表的な指標であるS&P500は、過去10年のうち8年で利益をあげ、平均リターンは2.6%。

Matrixport

「最近の米国株の上昇は暗号資産にもプラスの波及効果をもたらすはずだ。特に米国株(S&P500:+2.6%、ナスダック:+2.9%)、ビットコイン:+17%、イーサリアム:+46%と好調な4月を迎えている」とMatrixportのリサーチ&戦略責任者マーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は述べた。

さらに「インフレは低下するという2023年の我々の大きなテーマが実現しつつある。すべてのリスク資産は上昇するはずだ」と続けた。

ビットコインは3月に23%上昇し、年初からの上昇率は67%に達した。S&P500は年初から7%上昇している。米商務省が3月31日発表した2月の個人消費支出は伸びが鈍化。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めの縮小につながるのではとの期待が高まった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Matrixport
|原文:April Seasonality in Favor of Bitcoin and Stocks