国内Web3ニュース【2023年4月】

SMBC日興証券とハタプロ、日本の文化・芸能の支援に向け新会社設立

SMBC日興証券とAI、IoTなどを手がけるハタプロは4月6日、Web3活用による日本の文化・芸能の国際競争力向上を目指し、日本の文化・芸能を支援するグローバルなWeb3コミュニティの構築と会員制サービスの提供などを行う新会社「Proof of Japan株式会社」を合同で設立すると発表した。

2025年日本国際博覧会、「EXPO 2025 デジタルウォレット」を展開

2025年日本国際博覧会協会は4月6日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内において、国際博覧会として初の試みとなる「キャッシュレス決済」の本格導入を発表。さらに来場者が万博会場を楽しめる体験を提供したり、会期前からSDGsの取り組みなどへの参画を促したりすることを目的に、「EXPO 2025デジタルウォレット」サービスを取り入れると発表した。

ロイヤルホールディングス、「天ぷら ✕ web3 ✕ AI」で外食産業の課題解決

ロイヤルホールディングスは4月10日、「戦略的事業の創造」の一環であるDXプロジェクトにおいて「天ぷら ✕ web3 ✕ AI」で外食産業の構造的課題の解決にチャレンジするDX店舗「TEN Labo」を4月27日にオープンすると発表した。

トークンを活用したインセンティブ設計を導入することで、「お客様、店舗・従業員、生産者」との関係性の向上、さらなるサービス向上など、多くのメリットが期待されるという。

FUELHASHとZaif INO、ゲームギルドビジネス事業で業務提携

FUELHASHとCAICA DIGITALは4月11日、ゲームギルドビジネス事業に係る業務提携契約を締結したと発表した。事業提携によって両社は、NFTの購入から運用、運用収益の受取までをシームレスに行うNFT運用サービスを実現するとしている。

カルビーが「NFTチップスキャンペーン」

カルビーは4月12日、自社のスマートフォンアプリ「カルビー ルビープログラム」の新たな体験プログラムとして、博報堂・CryptoGamesと共同開発した「NFTチップスキャンペーン」を開始すると発表した。

大日本印刷、デジタルアイテムをリアル商品としても販売可能なECサービス

大日本印刷は4月13日、ゲームやメタバースなどで流通するデジタルアイテムを提供するサービス事業者向けに、デジタルアイテムと同一のリアル商品をワンストップで販売可能なECサービスを開始すると発表した。

Webサイトのユーザーインターフェース(UI)をカスタマイズする機能や、注文に応じてリアルなアイテムをデジタルデータから製造するオンデマンド製造機能を提供する。

三菱UFJ銀行、アニモカブランズ、UPBONDがWeb3領域で協業

Web3スタートアップのUPBONDは4月14日、三菱UFJ銀行およびアニモカブランズ(Animoca Brands)と企業のWeb3領域における事業立ち上げを支援するための協業に基本合意したと発表した。

日立製作所、Web3、生成AIなどの加速に向け、3億ドルのCVCファンド設立

日立製作所は4月20日、デジタル領域でのイノベーションの加速や新たな事業機会の創出を目的に、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「HV Fund」の第3号ファンドを設立したと発表した。

これまでに設立した第1号、第2号ファンドの2倍に相当する3億ドルで組成し、Web3、生成AIをはじめとする最新のデジタルトレンドを牽引するスタートアップ企業への戦略的な投資を行う。

冬の白馬村の写真をNFT化、NFT情報を刻印した3Dプリントオブジェも製作

新東通信は4月28日、白馬村観光局、Final Aimと共同で、Web3.0技術を活用した実証実験「Non-Fungible HAKUBA(NFH)」を白馬村で実施し、冬の白馬の景色を47点の写真とともにNFT化して特設サイトにて公開したと発表した。またNFT化された写真情報をもとに生成された3Dマップデータから、3Dプリントオブジェを制作した。

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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