ぺぺコインは危険な椅子取りゲームだった:調査報告

ペペコイン(PEPE)の投資家の大半は、初期の参加者が利益の大部分を得たため、椅子取りゲームをしている状態になったことがSingularityDAOの新しい調査報告で明らかになった。

初期の参加者の利益獲得の後はトークンの流動性が大幅に失われ、投資家の大半は有意義な利益を得ることができなかったと報告書は指摘している。

ペペコインが発行された最初の1週間で、潜在的な利益の80%以上が発生した。このとき「Pepe the Frog(カエルのペペ)」をテーマにしたミームコインは時価総額が数万ドルから3300万ドルへと上昇している。

その後、トークンは5月中旬に時価総額18億ドルのピークを迎え、取引高はドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)を上回った。

アナリストの中には、初期のペペコイントレーダーの動きや、個人トレーダーの不在について繰り返し警鐘を鳴らしていた人もいる。主なリスクは、あまりにも多くのトークンが少数の手に渡り、価格変動が少数の投資家に依存することだ。CoinGeckoのデータによると、ぺぺコインの価格は5月のピークから73%下落しており、利用可能な流動性の低さは依然として懸念事項になっている。

SingularityDAOのシニアクオンツであるラフェ・タリク(Rafe Tariq)氏は、リサーチノートの中で「限られた量の純流動性は、一か八かの椅子取りゲームを生み出している」と述べている。「一般投資家は大きな利益を期待して誘い込まれているが、現実はごく一部の投資家が利益を得て立ち去り、他の全員が火傷を負うことになる」。

また、SingularityDAOは、「クジラ」と呼ばれる少数の大口投資家がぺぺコインの約25%を保有し、その他の大口投資家が現在流通している供給量の46%を保有していることを明らかにした。

「これは、少数の投資家がコインの価格に高い影響力を持つことを意味し、希望に満ちたトレーダーにとってリスクの高い投資環境を作り出している」とタリク氏は付け加え、大多数の投資家が「コインに投資する前にすでに大きな利益を得る機会を逃している」ことを示唆した。

「表面上は手っ取り早く儲けるエキサイティングなチャンスに見えたが、一般投資家にとっては偽りの希望に過ぎなかった」とタリク氏は述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:カエルをモチーフにしたぺぺコイン(ぺぺコインのツイッターより)
|原文:Research Shows Majority of Pepe Investors Caught in High-Stakes Game of Musical Chairs