ビットコインの「フラッシュクラッシュ」とは/北國銀行が日本初の預金型ステーブルコイン【週末に読みたい厳選10本】

10日の夜の市場調整から始まった11日の「フラッシュクラッシュ(急落)」をどう説明すればよいのか私にはよくわからない。マラソン・デジタル(Marathon Digital)やライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)などの暗号資産関連銘柄は、ハイテク株の多いナスダックが上昇する勢いであるにもかかわらず、11日は2桁の下落となった。

──今週公開したコラムや分析記事、インタビューなどから、週末に読みたいものを厳選。

ビットコインの「フラッシュクラッシュ」とは──なぜ、急落したのか?

ビットコイン(BTC)は米東部時間12月11日朝に7.5%下落し、8月中旬以来最も急激な日中下落率を記録した。ビットコインはまだ年初から150%超の上昇となっているが、チャート上の大きな、突然の予期せぬ「赤いローソク足」は、時価総額最大の暗号資産(仮想通貨)ビットコインのボラティリティを改めて痛感させる。

先週は、ビットコインの行く手を阻むものはほとんどないように見え、長年の問題の多くが解決されたように思えた。なぜビットコインは下落したのだろう?…続きを読む

北國銀行、日本初の預金型ステーブルコインを3月に発行へ──アフリカ事業は24年前半に現地法人

新しいテクノロジーをいち早く利用してデジタル化を進め、アフリカ大陸でも事業成長の種をまくユニークな地方銀行がある。金沢市に本店を置き、約1880人の社員が働く北國フィナンシャルホールディングス(北國FHD)だ。…続きを読む

今回のビットコイン上昇は何かが違う──FOMOとYOLOが戻ってきたようだ

2年ほど前、暗号資産(仮想通貨)価格はピークに達した。ビットコイン(BTC)はもう少しで7万ドルになるところだった。その後、事態は悪化し、さらに悪化し、大混乱に陥った。ビットコインは、FTX破綻の余波で1万5000ドルに向かって沈んでいった。

あなたもおそらく覚えているだろう!

価格は2023年の大半にわたって反発したが、苦労して勝ち取った上昇のようで、上昇後にはすぐに後退が続いた。10月中旬、ビットコイン価格は2万7000ドル前後だった。…続きを読む

ビットコイン半減期──マイニング業界に「弱肉強食」の時代到来

ダーウィニズムがまもなく、ビットコイン(BTC)マイナーの一部を打ちのめすかもしれない。4年に一度起こる、新しいビットコインを生み出すマイニング報酬が50%カットされる半減期によって、来年4月に「適者生存」の戦いの幕が開くからだ。…続きを読む

ビットコイン強気相場でのよく知られた反落──なぜ、最近の上昇局面で発生しなかったのか

ビットコイン(BTC)の年初からの160%上昇の少なくとも半分は過去8週間で実現した。

このトレンドは、価格上昇と横ばい(保ち合い)が繰り返される階段状の構造になっているため、より印象的だ。2020年末から2021年初頭にかけての上昇を含め、20%以上の反落が一般的だった過去の上昇とは対照的だ。…続きを読む

ビットコインからのホリデーギフト

ビットコイン(BTC)4万ドルの時代が帰ってきた。イーサリアム(ETH)も2000ドルを超え、その他の時価総額の小さなトークンも主要トークンに追いつこうとしている。ホリデーシーズンに間に合ったようだ。…続きを読む

ビットコインETF、プロが切望する理由

ビットコイン(BTC)が徐々に、そして突然に、メインストリームになりつつある。ブラックロック(BlackRock)やフィデリティ(Fidelity)のような世界最大規模の資産運用会社がアメリカでビットコインETF(上場投資信託)をスタートさせるための準備を整えている。

グレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)のNAV(純資産価値)に対するディスカウント率が劇的に縮小していることから、市場では米証券取引委員会(SEC)がビットコインETFを承認する確率を90%程度と見ている。…続きを読む

暗号資産で最も影響力のある人物 2023

今年は暗号資産(仮想通貨)業界にとって、再編と転換の年となった。FTX、スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)、セルシウス・ネットワーク(Celsius Network)などによる2022年のスキャンダルの後、暗号資産価格は下落し、業界は篭城モードに入って、開発、改革、コンプライアンスの向上に力を入れた。…続きを読む

皆がウォレットを持ち、ステーブルコインを使う時代が到来──Web3は金融体験をどう変えるのか?【イベントレポート】

2024年に向け、Web3を取り巻く動きが活発化している。「暗号資産の冬」といわれつつも、今年、ビットコインは年初から2倍以上に上昇し、円安もあるが円建てでは史上最高値を更新しそうな勢い。

日本生まれのステーブルコイン発行に向けた取り組みが本格化し、セキュリティ・トークン(デジタル証券)は発行額が前年から2倍以上に伸び、大阪・関西万博を見据えた「EXPO2025デジタルウォレット」の提供も始まっている。…続きを読む

オンチェーン債券市場を作るセキュアード・ファイナンス:メインネットがスタート

JPモルガン・チェース、シティグループ、ブラックロック……。金融世界大手がRWA(Real-World Assetの略。現実資産。ここでは既存の金融資産や銀行業務を指す)をトークン化する動きを強めるなか、新しいかたちの債券市場をブロックチェーン上に築き上げようと、日本人が創業したスタートアップがある。Secured Finance AG(セキュアード・ファイナンス)だ。…続きを読む