ビットコイン、6万8000ドルを割り込む──ETFから6400万ドル流出し、アジア株が下落
  • 6月11日、安全資産である米国債の価格が上昇し、ビットコインとアジア株は下落した。
  • アメリカに上場されているビットコイン現物ETFは10日に累計6400万ドル以上の流出を記録した。

アジアではリスク回避の動きが見られた。

時価総額でトップの暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)は3%以上下落し、6万7900ドルを下回った。直近の高値である7万2000ドル付近からの下落幅が拡大した。時価総額第2位のイーサリアム(ETH)もこれに追随し、一時3550ドルを下回った。より広範な暗号資産を追跡するCoinDesk20指数(CD20)は約3%下落し、2300を割り込んだ。

ファーサイド・インベスターズ(Farside Investors)が発表した暫定データによると、アメリカで上場しているビットコイン現物ETF(上場投資信託)からの累計流出額が6490万ドル(約100億円、1ドル=155円換算)に達し、少なくとも5月23日以来の流出となった。最近流入額は堅調だが、市場では、機関投資家が方向性のないベーシス取引への関心を高めていることが流入の背景にあるという見方が強い。

ビットコインの価格チャート。 (CoinDesk/TradingView)

伝統的な市場では、中国株が1%以上下落し、不動産市場の懸念が依然として続いていることや、今週中に日本銀行が流動性供給を目的とした国債購入額を減らす可能性があるとの報道を受け、アジアの株価指数は軒並み下落した。

主要法定通貨バスケットに対するドルの為替レートを測るドルインデックスは、この2日間は堅調に推移した。一方、安全資産とされる米国債の価格が上昇し、利回りは低下した。チャートプラットフォームのTradingViewによると、ベンチマークである10年物国債の利回りは0.03%低下し、4.45%となった。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk/TradingView
|原文:Bitcoin Slips Below $68K as ETFs Bleed $64M, Asian Stocks Decline