約700億円の不動産開発プロジェクトをセキュリティトークン化

約700億円の不動産開発プロジェクトをセキュリティトークン化

Brady Dale
公開日:2019年 10月 31日 10:30
更新日:2019年 10月 31日 10:30

eコマース大手オーバーストック・ドットコム(Overstock.com)のセキュリティトークン・プラットフォーム「tZERO」と「テゾス・ファウンデーション(Tezos Foundation)」は、5億ポンド(約6億4300万ドル、約700億円)をトークン化する不動産開発プロジェクトで提携した。

2019年10月30日(現地時間)の発表によると、ブロックチェーン・スタートアップの2社は、イギリスを拠点とするアライアンス・インベストメント(Alliance Investments)が融資した資産の一部をトークン化し、投資家に提供する。

アライアンス・インベストメントのCEO、ラニ・ザール(Rani Zahr)氏は声明で以下のように述べた。

STO(セキュリティ・トークン・オファリング)を通じた資金調達は、従来の資金調達よりも効率的で費用対効果に優れ、自律的で民主的。我々は、現行の資金調達パラダイムを創造的破壊し得る技術変化の最前線に立っていると考えている」

最初のトークン発行は2020年第1四半期に予定されている。tZEROはマンチェスターで進行中のウォーターフロント開発を対象に、2000万ポンドの株式に相当するセキュリティトークンを発行する。

「この建物は大規模な多目的倉庫の開発で、アライアンスにとっては初の取り組み。だが、STOを使った資金調達を予定しているという大規模なパイプラインを表している」とテゾスのチーフファイナンシャルオフィサー、ローマン・シュナイダー(Roman Schneider)氏はCoinDeskに語った。

テゾスは「デジタル資産とスマートコントラクトを展開、移動、保管」するためのベースインフラとして機能し、その後、SECに登録されたtZEROの子会社「PRO Securities」の代替取引システムでの二次取引に提供される。

住居、学生用の宿泊施設、商業施設、ホスピタリティ施設など、他の不動産開発も数年をかけてトークン化される予定。金融コンサルティング企業「メガロドン(Megalodon)」がプロジェクトのアドバイザーに指名されている。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Manchester riverfront image via Shutterstock
原文:tZERO, Tezos Foundation to Tokenize £500 Million in UK Real Estate